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『メディア』+α についての感動疑問喜怒哀楽ブログ。

『かわたれの街』と引越しの悩み

2009-11-22 | マンガ
異動が正式にきまった。
なんやかんやで結局静岡市内に住むことになってほっとしている。アウェイで一人で働いて暮らすには、ある程度街が大きくないと辛いものがある。公共交通手段が整っていたり、スーパーが遅くまであいていたり、図書館が大きかったり。
静岡市だと今住んでいるところよりは便利だし(なんせJRがとおっている。)海がわりと近いから魚が美味しそうだし、富士山も見れるし。行くのが楽しみになってきた。

引越しは来月中旬。ちょっとずつ部屋をかたづけていかなければいけない。
まぁ一人暮らしはじめて1年もたっていないし荷物もそんなにないのだけど、マンガの増殖がわりとひどい。
実家を出るときに、大量の蔵書のなかから審議を重ねて10冊程度を選んで新居にもちこんだ。が、どうもさびしい。「あの作品が今読みたい病」におそわれることもしばしば。それで帰省するたびに少しずつ愛知に持ちかえっていた。それらと、ちょくちょく買っている新刊たちをあわせると結構な数に。この調子だと静岡に行く前にまた審議会を開く必要がある。
ちなみに最近買ったのは勝田文の『かわたれの街』。鼻歌を歌っているような雰囲気で、絵も話も可愛くて好きだ。たしか『あのこにもらった音楽』が実家のベッドの下に眠っているはずなのでまた持ち出そう。



ところで今住んでいる所の指定ゴミ袋、どうしたらいいんだろう…
大小40枚近くあるんですけど…












『This is it』 と今そこにある危機

2009-11-19 | 映画
秋口からずっと、部屋の冬仕度について考えていた。
特に欲しかったのはラグ。フローリングの床が冷えて冷えてたまらないのだ。
部屋の大きさを正確にメジャーで測って、ホームセンターやインテリアショップを頻繁にのぞいていた。

ところが、昨日。

上司から異動を告げられた。

うちの会社はけっこう人事異動が激しい。私の周りでも、春からすでに結構入れ替わっているので、次は私の番だろうなぁと前々から感じてはいた。

「ど、どこになりそうですかね??」

「…まだ本決まりじゃないけど…多分静岡の○○市」


ええええええええええ。
ってことは引越しやん。しかも○○市って東西にやたら長い静岡県のほぼ東の端っこやん。富士山近いやん。クルマで帰省するのも萎える距離やん。なんか地元からどんどん離れっていってるやん。あー。クルマ、また免許の住所変更とか駐車場の契約とかすんの面倒くさいやん。まぁでも早まってラグ買わんでよかったぁ。

いろいろな事が頭の中をぐるぐる。

全国転勤OKです☆前提で採用されたのだし、この不景気のご時世に引越しにかかる諸費用を負担してくれるので、文句をいうことはできない。まぁ基本的に丈夫な方なので、どこにいってもそこそこなじんでそこそこ楽しく暮らせる自信はあるんだけど、住む街を自分で選べない、気に入っていても腰を落ち着けることができないというのはなかなか辛いものがある。

あぁ人生は難しいなぁ。



さて、気分を変えて感想コーナー。


『青い壷』

有吉佐和子の小説。図書館で借りた。
美しい青磁の壷と、その持ち主たちの物語。登場人物にけっこう老人が多いので、読みながら先月行ったミホミュージアムを思い出していた。紀元前の、メソポタミアでつくられた首飾りや酒盃が、キラキラと光をはなっていた。つくった人間はすでに影もかたちもなくこの世から消えているのに。
人間は老いることを嘆くが、美術品に関しては「古さ」を価値のひとつとして認める。すでに失ってしまったものへの未練と開き直り、これから失われるかもしれないものに感じるおそれといとしさ。複雑だ。多分そういうことを書こうとした小説なのだと思う。


『天然コケッコー』
くらもちふさこのマンガの実写化映画。レンタルで借りてみた。
夏帆と岡田将生というリリカルな2人が主役。内容はとくに期待してなかったけど、とくに期待せんでよかった。ただ、お父さん役の佐藤浩一にはときめいた。


『This is it』
マイケル・ジャクソンのライブリハーサルの様子をまとめた映画。映画館でみた。
いいもん観た。音楽やダンスがすごい。そしてバックダンサー達やバンドメンバー、舞台をつくるスタッフみんながマイケルを尊敬していて大好き!な感じがぐっときた。以前に『MILK』の感想でも書いたけど、磁場を作れてその人の近くにいるだけで自分まで磁気をおびたような気がして嬉しくてたまらなくなる、マイケルはそんな存在だったのだろう。そして映画館の席に座ってみている私さえ、マイケルの磁気をちょっとおびた気がした。もう一回ぐらい、観にいくかも。



以上。

あぁ~でもやっぱり異動が気になる~


と、とりあえず寝よっと。



















『新恋愛講座』と食器と将生

2009-11-05 | 書籍
近況トピックス。

●窯ドラ
一人暮らしを始めた頃、モノをいちいち選ぶのが面倒で、駅前の某良品店に通い詰めベッドやレンジから細々したものまで、ほとんどそこで買い揃えた。
シンプルなデザインの家電やベッドは今でも気に入って使っている。ただ気になるのが食器。真っ白な食器が味気なく思えてきたのだ。
先月帰省したときに京都でふと小皿を買った。こないださつま芋の檸檬煮をつくったのをそれにのっけたら、濃いい黄色の芋と青灰色の皿が調和して、フハハハハ、と笑い出したくなった。こういうのを生活の愉しみというのだろう。

というわけで先週の休み、窯めぐりドライブ、略してカマドラ第2弾として常滑に行ってきた。
自転車をつんでいったので、それに乗ってで街をうろうろ。小高い丘に細い路地、古い工場の建物、煙突。わくわくした。
蒼いティーポットと、小さいタイル600グラムを手に入れたあと、INAXライブミュージアムに入って世界のタイルを鑑賞。面白かったのは和便器の展示。白地に青で葡萄や菖蒲、牡丹などが絵付けされている便器が華麗にずらり。これを使ってた江戸時代の人たちは美しい便器に用を足しながら、フハハハハと笑っていたに違いない。

そのあとクルマで知多半島を南下して砂浜で伊勢湾に沈む夕陽を眺めて、食堂で魚を食べて、近くの温泉に入って帰った。

次は多治見に行こうと思う。

●『重力ピエロ』
一昨日みた夢に鈴木京香が出てきた。夢の内容は覚えていない。
そんなわけで、レンタル屋にエヴァを返却しにいったとき映画版『重力ピエロ』のパッケージが目に入ってつい借りた。どうせ原作小説の消化不良なダイジェストになっているんだろう、との予想に反していい映画だった。ほんとに。原作と設定を変えている部分も結構あったけど、それはそれで説得力があったし。
そして、
岡田将生美しー。
何か声を大にして言いたくなる。
岡田将生美しー。

●三島由紀夫
なんとなく小説を読む気がしないので、図書館で手にとるのはエッセイや評論ばかり。最近読んだのは『反貞女大学』、『新恋愛講座』。三島由紀夫の恋愛論、女性論、男性論。会話の例がのっていたりするのだけど、読んでいてふと、今まで人から「君、」と呼ばれたことってないなぁと思った。「あなた、」とよびかけたこともない。だからどうというわけでもないけど。

●冬

すでに腹巻は標準装備。コタツの導入は未だ検討中。