気ままに自転車ツーリング♪

70代になり60代からの散歩が中心となりました。50代は健康維持のため何かスポーツをと、消去法でサイクリングでした。

もしものことが新聞一面に -南海トラフ地震-

2012-08-30 15:02:53 | 印象的な世の中の出来事

こういう想定記事はもう少し穏やかに報道できないものかと
いつも思う。
だって、このような記事には報道の大原則である5W1Hが
ことごとく曖昧なままだから。
読者に「何を」伝え「どうしろ」と主張しているのか見当もつかない。
いやしくも一般紙が第一面大見出しで扱うニュースではない。

たとえば朝日新聞にのっていた被害想定の図である。

写真

横軸は大きく被災した地域。
縦軸は被害の種類である。
これを見て、どの地域が大きく被災しても全国の負傷者と
全壊と消失建物の数値に大きな差はない。せいぜい2%
くらいの差である。
しかるに、全国の死者の数値が最少と最大で40%も
異なる。
このことについて記事ではなんの解説もないような気がする。
私の感覚では死者数に応じて負傷者数とか建物の被害が
変動すると思うのだが、この図ではそうなっていない。
何故なのか?
きっと想定ソフトのパラメーターに起因していると思うのだが
どうも「それ」がブラックボックスになっているようである。
ここをしっかりと突っ込んで記事にしてもらいたいと思う。

なんだか、すっごいコンピューターで演算した結果を
そのままありがたく報道しているだけにしか思えない。

発表をそのまま流すだけならメディアの存在価値はない。
少なくとも上記の疑問への解説がほしいところだ。

 

 

 

いつからフィクションペーパー(虚構新聞)になったのだろう?

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