サンテラスホールは上信越自動車道の東部湯の丸ICから車で5分くらいの場所にあります。
コンサートは6組のグループによる5時間(以上)の演奏がありました。
●洗足学園音楽大学 JazzBrassGumbo!!!
クラリネット奏者の谷口英治の指導で男女16人のブラスバンドで後部の客席入口から演奏しながらの入場ではじまりました。
ベイズン・ストリート・ブルース/オン・ザ・サニー・サイド・オブ・ザ・ストリート/ザッツ・ア・プレンティ/聖者の行進 他
かなり洗練されたグループで男女半々の構成も見栄えがして楽しませてくれました。
楽曲的には定番曲が多いので特に新鮮味は感じませんでした。
●Juglans
長野県内で活躍しているプレーヤーとボーカルで結成されたグループ。
PERDIDO/アンチェイン・マイ・ハート/I CAN'T GET STARTED/IT DON'T MEAN A THING/OLD DEVIL MOON 他全8曲
ピアノ、ベース、ドラムのリズムセクションにギターとサックス2本にトランペットの3管編成で若手からベテランのプレーヤと異色の男性ボーカルに女性ボーカルで面白い演奏スタイルでした。
ボーカルはコンサートが初めてといっていましたので趣味が高じての感じでした。
プレーヤーはプロとしてのレベルは十分感じられました。
●Claire Saxophone Quartet
芸大の同窓生によるサクソフォーン4重奏団
アイアイ/どんぐりころころ/イ・ムジチ四季「春」/美女と野獣/アレグロ・カンタービレ(ピアソラ)/マイ・フェバリット・シングス 他全8曲
ジャズ的要素はあまり感じられませんでしたがソプラノ、アルト、テナー、バリトンのサックス4管によるアンサンブルでアンサンブルはきれいでした。
●The Flood
県内で活躍する中堅ミュージシャンにより結成。
プログラムに掲載されていないピアノが加わり5人編成となる。
オール・ブルース/アクチュアリー・ブルース(H・ハンコック)/ブラック・タイド/マイナー・ブルース 他全6曲
トランペット、ギター、エレべとかなり先鋭的なサウンドを展開して目を覚ましてくれました。
ブルース曲が多いこともあり自分の好みから離れていましたのでレベルの判断はできませんでした。。
●堀内実智代&山口泰一郎ピアノトリオ
女性ボーカルとピアノトリオというオーソドックスな組み合わせ。
YOU'D BE SO NICE TO COME HOME TO/ソ・ダンソ・サンバ/イパネマの娘/NOW FOR SALE 他全7曲
上田市在住の堀内実智代は新都心ジャズボーカルコンテストで準グランプリを受賞しているとのことで期待していました。
ジャズ風につくりあげた声は好みとは少しちがいますが聴きやすい選曲で好感がもてました。
●TNSジャズオーケストラ+谷口英治
地元のアマチュアビッグバンド
残念ながら約1時間近く押していたことでこの時点で予定の18時になり退館しました。
今回このエリアで初めてのジャズイベントということでかなり力が入っていたようです。
キャパが750名のホールで8割ぐらいの集客でしたが大成功だと思います。
キャッチフレーズが「目指せ!JAZZの街 とうみ」で今後5年間は続ける予定ということでホールの雰囲気やフードサービスも良かったので今後に期待したいと思います。
このエリアはぶどう(巨峰)の産地として知られており最近はワイナリーもあってワインの生産にも力を入れているようです。
近くにいくつかの日帰り温泉があり地ビールも人気になっているようです。
今回の会場でもヴィラデストワイナリーとオラホビールが飲食コーナーで提供されておりエリアぐるみでイベントをサポートしていました。
ホール内に地元出身の人気力士、雷電為衛門の資料館も併設されていてイベントのチケットで観ることができたのも好感できました。