Click 2 CR-IQ 日々_ver.3

ここは管理人CR-IQ(クリック)が、日々の出来事をメインにしつつ、思ったことを書き綴るblogです。

徒然聴取本記 07/1/16

2007-01-16 22:33:00 | 音楽もの
今日のテーマは
「聖なる鐘が鳴り響く街」 TЁЯRA

この曲を聞く前に先に述べることとして、
基本的に僕は曲を聞く再はまず
メロディーから入ります。
で、歌詞についてはなんとな~くで聞いてて
雰囲気を掴むんですよね。
あ~悲しい曲なのか、とか
ハッピーな曲なのか、とか。

で、この曲も僕はさらっと1番だけの雰囲気だけで
あ~幸せな二人の歌ね、とだけ思って
さらっと流しただけだったのですが…

いや、まさか2番があんな衝撃的な展開だなんて
全く思っても見なかったわけでorz
冬ならではの暖かなバラードと思っていましたし、
実際メロディーだけならばそんな雰囲気を
バリバリに醸し出しているわけで。
そんな先入観を持っていたからこそ、
この後から気づいた展開にびっくりして、
ツボにはいったわけです。

とりあえずこの曲に限らず、
後になって詩にやられた曲は数多くあって、
「Lupe」 KOTOKO
「明日天気に...」 Remi
とかが他のいい例ですかね。
前者はここまで囚われた感じをだした歌だと知らず、
後者は、最初はメロディだけで入ったんですけど
後からちゃんと歌詞聞いたら
なんとも言いがたい切なさの前兆にやられました。

普通とは違う入り方をしているからこそ、
後になって再認識する曲というのがあったりします。
これからもこんないい意味で
予想を裏切る楽曲というのを期待したいものです。

徒然聴取本記 07/1/8

2007-01-08 21:04:15 | 音楽もの
今回のテーマは2曲
「snow angel」KOTOKO
「Do you know the magic?」詩月カオリ

この曲たちに共通するものがありまして、
それは曲調と歌詞が明らかに逆を狙っていることです。
どういう意味かといいますと、

例えばsnow angelは歌詞としては
すごく単調に言えば仲直りというか、
永遠の愛みたいなものを
再確認する歌なのですけど、
それをあえて長調のメロ→短調のサビという
構成を行うことで、
よく言えばその心の強さ、
悪く言えば、その想いの執念みたいなものすらを
感じさせる曲と昇華しています。
この歌詞をただのラブバラードとしていれば
それはそれでアリだったかもしれないですけど、
こういう構成にすることで、
解釈を様々にとれるものとすることに成功しています。

次に「Do you know the magic?」
この曲は基本としては雨を詠った歌なんですけど、
普通雨というのはマイナスイメージで取られがちで、
ポップンとか、2でらでもRainとつくタイトルって
基本的に短調で作られることが多かったり
歌詞にしても、どちらかというと切ないものが多いです。

ですが、この曲は逆に底抜けに明るい曲になってます。
それはまあこの曲がOPのゲーム自体が雨をテーマにしてる
というのもあるのですけど、
雨だからこそ考えうるロマンティックなシチュエーション、
例えば相合傘、例えば雨宿りからの進展みたいな
これでもかというプラスイメージを散らばらせています。
余談ですが、個人的に極めつけは、
「てるてる坊主 指で傾げた」ですね。
元々てるてる坊主は晴れを祈るものであり、
これを逆にするという話は多々ありますが、
大抵その行為はマイナスイメージというか
降ることで何かを潰して欲しいというものが多いです。
が、ここではこの行為すらもプラスというか
是非に降って欲しいと願う明るい感情で埋め尽くされてます。

2つの曲に共通するのは、何度も書くように「ミスマッチ」
楽曲にはセオリーっていうものがあって、
例えば失恋ならマイナー調とか
冒険なら勇壮な曲とか、
一般的イメージに合致したものというのがありますよね。
それをあえて外すというのは、
やり方を間違えばなんだかわからない曲になりますが、
うまくすることで深みを持たせたり
別の意味を印象付けることが出来ます。
有名?な例として、DQ1のフィールド音楽がありまして、
あの曲は勇壮というよりも少し物悲しい雰囲気ですけど、
あれは、一人で冒険に出るという不安感と、
何度聞いても飽きないこと、
そして2トラックで作るということの全てを兼ね備えたという
話は結構有名です…よねw。

その場その場や、そのシーンのイメージに合った曲、
それをあえて外した曲、
そんなイメージを抱きながら楽曲を聞くと
新たな一面が見られたりしますので
是非探してみて欲しいです。

徒然聴取本記 07/1/3

2007-01-03 21:19:44 | 音楽もの
久々に書いてみます。
お題は

「Balance」 くにたけみゆき

この曲の多分一般的な解釈というのは、
まあ詩がそのまま語ると言うか、

付き合いだした頃からお互いが望んでいた夢、
ギターを抱えているということは
ロックバンドなのか、ソロなのかはわからないですが
音楽業界で一流になるということを
叶えたお話。
ですが、それゆえに恋人は多忙となり、
会いたくても会えない、むしろ
それを言うことすら重荷になる気がして
素直に言えなくなっていく…
恋人の栄光は嬉しい一方でそれが眩しくて、
手の届かないところへいってしまったという、
多分アイドルにしてもアーティストにしても
ありがちな別れ方が示唆される…

といった感じの内容ですね。
もちろんこの後二人がどうなったかについては
意図的に触れられていないので、
別れたのか、それを乗り越えたのか、
それとも恋人が夢を諦めたのか…
それはわかりません。

ですが、この考えられるパターン全てについて
他のくにたけさんの曲でストーリーが作れる、
というのが個人的な解釈部分となります。

要はマルチエンディングになってるんですよ、
この後どの歌を繋げるかによって。
パターンは3つ

1.別れた場合…「水晶 ~瞳の中の未来~」
多分この繋ぎ方がオーソドックスですが一番しっくりきます。
会えない日々が続いたことにより、
水晶で見えていたはずのささやかな未来が
遠くなってしまったという、悲恋。
ゲームで言うならBAD ENDですが
あの歌の流れからすれば最も妥当な形です。
ちなみにここに更に「涙のregret」を繋ぐと
本当に報われなくなりますw。

2.彼が夢を諦める場合…「My Friend」
ちょっと友達という観点なのでズレは生じますが…
栄光と恋の板ばさみの状況となり、
彼は道を見失い、でもその夢自身は
二人だけでなく、みんなの夢でもあるがゆえに
責務が重なり…というストーリーですね。
まあ、あくまで恋人にこだわらず
この歌では友人の視点とするのもOKだと思います、
というかそっちの方が自然です。
ちなみにこの後に「MISS YOU」とか繋ぐと
ストーリー的にはアリですが本気で
救われないルートになりますorz

3.全てを乗り越えたルート…「スタアの恋人」
…いや、否定せずに聞いてくださいw。
まず、ここまでの文章で僕があえて避けてきたことなんですが
一度も「Balance」でのアーティスト側を
男と指定していません。
確かに歌詞とか文章の流れを見ると男性っぽいんですけど
全部見渡しても、女性と取ってはいけない描写もないんですね。
ギター持って歌う歌手なんて今日び珍しくないし、
若干丁寧な言葉遣いの男性が待っている、という設定に
取ることは不可能ではないんです。

そうした場合、このハッピーエンドルートが生きてきますw
つまりそのスターになった「彼女」にとっては
そんな悩みは最初から些細なことで、
全てを乗り越えて強く二人で歩いていく、という
さっきの曲からは一転した展開を見ることが出来ます。
この解釈においてはBOY'S REASONとなる
「Balance」での彼の憂いについては
GIRL'S SIGHTである「スタアの恋人」では
全てを跳ね除けるわけですね。
視点の切り替えでこういう解釈が出来るという例です。


これから発表される曲によっては
まだ他の解釈も出来るかもしれませんし、
むしろこういうつなぎ方自体がおかしいという指摘も
まあ当然のことですけど、芸術の解釈は千差万別、
というかどう妄想してもOKなわけでw。
個人的には1と3の両ルートを推奨いたします。

ちなみにBe Proudとエンジェルマジックとデスラバは
さすがに繋げませんでしたw。

徒然聴取本記 06/11/25

2006-11-25 22:04:11 | 音楽もの
こっそりと続けようと考え中の企画第2回。
今回の1曲は、連続でNAOKI曲となりますが、

「ヒマワリ」 小坂りゆ

でいこうと思います。

さて、小坂りゆ楽曲でも多分
未だに一番人気が高いと思うこの1曲、
実際楽曲は本当に素晴らしいです。
CANDY、LOVE SHINEときたハピコア路線の
最終進化系として作られたこの曲が選んだ道は
ロックとの融合でした。
確かにシンセがあまり目立たないので
ほとんどロックといえるのですがw、
ただ、基本となるドラムのラインが
ハピコアのそれというか普通のキック主体ですし、
確かに前2曲を踏襲してるんですよね。
多分アレンジを変えればすぐに
LOVE SHINE同様のハピコア風に出来ると思います。

それをあえてしなかったのは、
もちろんこれがギタドラに収録される楽曲、
というのもあったでしょうけども、
やはり作曲者が考える、
ユーロやトランスなどとロックの融合という
路線を推し進めていた頃に作られたものであるわけで、
だからこそ生まれた神曲とも言えます。

とまあ、楽曲に関してはその絶妙なまでの
ハピコア×ロックなバランスに感嘆すら漏れるんですが、
さて、今回の主題は歌詞。

一見するとこの歌の歌詞は、
多分元々幼馴染とかで、離れていたけど
偶然何かで再会を果たした。
あの頃は気づかなかったその隠し切れない
美しさ、華やかさに心まで照らされる…
そんなヒマワリのような彼女。
いや、でもその想いはその頃、
昔から本当はあったんだ、
そして昔からのその思いを遂げ、
華やかになったけど未だに小さい手を握りながら
歩いていこう、というような
すごく爽やかで、青春全開の青い恋の始まりを
イメージする歌となっています。

ただ、この歌詞の解釈をこうすると
全てがそうでなくなります。

最初に会っていた時の時間設定
・主人公:17歳
・少女:7歳

そして7年後くらいに再会からこの歌の流れへ…

もう語る必要はないですよねw。
この設定でこの歌を見ると、実はむしろ
歌詞の設定に最もぴったりくるんですよ、これがw。
つまりこの歌は、一言で言うならば
光源氏計画をしていた男の歌だったと。
さあ、こうなると素晴らしいほどに爽やかなこの曲が
見事なまでにどす黒く見えるようになる不思議w。
こんな曲解も出来るのが、
歌というものの恐ろしさ、という一例ということでw。


というわけで、本気で語ることがメインなのですが、
こういう感じに聞いていたからこそ感じた解釈
のようなものも、想うところがあれば触れていきます。
さすがにここまでひどい解釈は
そうそうないと思いますがw。

徒然聴取本記 06/11/17

2006-11-18 00:47:45 | 音楽もの

ちょっと試みというか、前からやってみようかなと
考えていた内容。
それは、たまに書いている
徒然聴取雑記のようなさらっとした感じではなく
その中から、本当にお気にいったり
想いを込めるに足る曲に対して
本気で色々書いてみるという企画。
題して、「徒然聴取本記」w
紛らわしいことこの上ないのですが、
雑記と平行で、こつこつ書いてみようかなあと。

ちなみにこれで紹介するのは
毎回1曲のみ。
それだけにじっくりと書くつもりです。

第1回の曲は、色々考えましたがやはりこれで

『termination』 今井優子 with NM

NAOKIという人の動の神曲は、B4UとSTILL IN MY HEARTの
どちらかで悩むのですが、
静は間違いなくこれ1択
歌詞、曲、展開、どれを取っても
不足する部分がないと思える1曲だと思っております。

Aメロ冒頭の
「僕は君の未来に何を残せたのだろう」
という迷いと後悔を表す一言からまず引き込まれます。
想いが途切れる瞬間というのはいつもそんなもので、
未来に対して何かを残すなんてことは夢物語なんですが
それでもそう思うのはやはり本当に好きであったから…
そしてその問いに答えられずに失った恋…
そんな辛さの序章を感じる1フレーズです。

それでもやはり未練が残るイメージを伝えるAサビがきて
Bメロの冒頭
「風が舞い降りてくる 遠い季節から」
ここで吹く風は、幸せだったあの頃を感じる風なのか
それとも、純粋に次を示す季節の風なのか…
どちらにしてもそれは決して彼にとって優しい風ではなく
言葉にすれば「悲しい風」なのですが、
でもそれは「悲しい」なんてちゃちで空しい言葉でくくるものではない。

そう、それは全てが偶然でありヒツゼンでしょ…
じゃなかったw、
「偶然」から生まれた「永遠」に持ち続けることになる感情
それだけ彼にとって彼女は重要な存在であった、
その「ぬくもり」は間違いなく素晴らしいものだったけど、
本当に些細なことからそれぞれの「彩りを描き出す」ことになった、
つまり別れを選ぶことになった二人…
そんな一連の流れがBサビまでに切なく綴られます。

そして間奏、Cメロで
彼と彼女のこの選択が本当に苦渋であり
心の中では割り切って分かつことになった道なのに
それでも未練を感じている、
それだけ強い想いで繋がりあっていた二人の感情を描き出します。

そして転調で盛り上がり最後のCサビ
その迷いを振り切って、彼が願うことは
自分自身が幸せになることよりも、
離れても彼女の「笑顔があること」
本当に本当に君が大好きだったから(別歌詞引用w
こそ、離れた先の人生でも
彼女に幸せであって欲しいと願うわけです。

そしてラストの
「termination,it's one beginning」
終わりは一つの始まりを意味し、
その終わりはいつか想い出に変わる君…
それでもその想い出は消えることのない「永遠」となる…

こうやって改めて説明しなおすのは
もしかしたら陳腐なことなのかもしれませんが、
それでもこの曲にはそうさせるだけの力があると思います。
今なお、僕の人生でもTOP5に入る神曲にして、
プレイ中に涙した唯一の1曲であり、
それこそ「永遠」に心に持ち続ける1曲と確定しています。


こんな感じで、思うままに1曲についてを
触れていくのが趣旨となります。
まあ、気分次第で毎日更新だったり
2ヶ月くらい空いたりとかすると思いますが
少しでも、想いが伝われば幸いです。