natural & cozy life

ちいさなhappyを大切に

おいしいシンプルライフ

2005-10-08 | おうちごはん
一人暮らしをしていたときも、実家で暮らしていたときも、結婚してからも
うちには炊飯器があって、ご飯は炊飯器で炊くものと思っていました。
あるとき雑誌を読んでいて、
「鍋やフライパンなどの調理器具は必要最小限しか置いてないの」
という人に出会いました。
もう古い話で具体的なことは忘れてしまったのですが、
確か、やかんは持たない。お湯なら片手鍋で沸かせるから。
炊飯器は置いてない。お鍋で炊いたほうが美味しいから。
というようなことが書かれていたと思います。

鍋でお湯を沸かすのはわかるとして…
お鍋で炊くごはん…この響きになぜかとても心惹かれたのですね。
そういえば。オットの実家では義母が毎日お鍋でごはんを炊いていました。
私はその姿を見て不便だろうになぁ…くらいにしか思っていませんでした。

去年移り住んだ新居はオール電化。キッチンはIH。
それまではガステーブルの生活しかしたことがなかったのでわくわくしました。
すべてがボタン操作で簡単なんですね。
それで、ふと前からやってみたかったお鍋でごはんを炊く、というのをやってみたんです。
はじめて炊いた日はみようみまねで自分で時間を計りながらやったもので
おなべが吹き零れて大変だったの
だけど、できたごはんは美味しかった
今まで食べてたごはんはなんだったの!!ってくらい。

後日、IHのボタンをよ~くみたら、あるじゃないですか!
「炊飯」っていうボタンが。
これを押せば、勝手に火力を調節して炊き上がったらピーっと知らせてくれるんです。
すばらしいっ!
お米を研いで、水を入れて、お鍋をかけて、指1本「炊飯ボタン」を押すだけ。
炊飯器と同じ。

その日から、それまでもっていた炊飯器はお蔵入り。
確か去年の暮れのことです。
炊飯器が占拠していた場所も空き、省スペースになりました。
あの雑誌に書かれていたことに今更ながら納得したのでした。
ひとつで何役もこなす働きモノが好きです
IHになってから買った鍋はちょっとだけ値の張るいいものを買いましたが
どれもひとつで何役もこなす優れものでよい買い物をしたととても満足しています。
今は何でも使い捨ての時代ではありますが、いいものを長く大事に使う精神が好きです。
そしてより多くのものを持つより、できる限り少ないものを持ち、大切にしていく生活に憧れています。