今、とてもお世話になっている沖縄の友との昨夜のメールのやり取り。あまりの優しさ、ご親切に私がお礼の言葉を送ると、こんな言葉が返ってきた。
沖縄でしようとしていることの準備が思うように進まない。分からないこと、ここからではどうにもならないこと、次々と問題が浮上してくる。
時間がない、焦り、苛立ち、トゲトゲとして冷え込んだ心が、沖縄の友の温かさ、温かい言葉にじぃんと芯からぬくもった。
「いちゃりば、ちょーでー」とは、
「行き逢えば、兄弟」のこと。
ウチナンチュの人がなまるとこうなる。
行き逢った人はみんな兄弟、ご縁をいただいた方は、みんな兄弟のように仲良くという意味。
その昔、異国の人、異国の文化を受け入れ共に生きて行かなければならなかった琉球王国時代の流れをくむ沖縄独特の精神である。
今、この星には71億人以上の人がいる。その中で、私たちは一生の間にいったい何人の人と出逢うのだろう。
奇跡の人はいったい何人いるのだろう。
今、隣にいる人も、今日仕事で出逢った人も、道を尋ねられた人も、みんな奇跡の人だ。
出逢いはかけがえのない財産、宝物。
「いちゃりばちょーでー」この言葉を胸に刻んで、残りの人生を心豊かに歩んでゆこう!そんな気持ちにさせてもらった。
ちなみに、その沖縄の友とはまだ出逢っていない。
友から繋がった友。
まだお顔も知らない。
ご縁の輪、奇跡の輪が広がる。