息子が二人、長年、お雛さまとは全く縁のない私でしたが、今年はどういうわけか「お雛さまを観に行こう!」「お雛さまを飾ったから見に来て!」と友人たちから、たくさんお誘いの声がかかります。
世の中全体に、古き良き習慣を見直そうという動きがあるのかも分かりませんね。
日本古来の儀式や習慣が薄れて行く中で、とても素晴らしいことだと思います。
心惹かれる斬新なデザインのものから、その土地に伝承される職人技の光るもの、江戸時代から代々受け継がれているもの、もちろん豪華な段飾りも、この数日の間に、本当にたくさんのお雛さまと出会いました。
スマホに収めたたくさんのお雛さまの写真の中から、ほんの一部ですが、ご紹介させて頂きます。
お気に召すお雛さまはいらっしゃいますでしょうか?

ステンドグラスのお雛さまが、古い日本家屋によく似合います。

うっすら桃色を帯びた陶器のお雛さま。
お部屋に凛と張り詰め空気が漂います。

さり気なくお雛さまってところが素敵。
これだと一年中飾っていそう…

お重の中のご馳走の細かな手作業に思わずため息。どのお料理も、小指の先より小さいんです。

奈良県の一刀彫りのお雛さま。
やはり上品な風格があります!
(わたくし奈良県民…)

島根県松江で友人が一目惚れしたお雛さま。売り物ではないと言われているのに、「そこを何とか」と無理を言って分けてもらったそうです。

山形県のお雛さま。

小さな小さなお雛さまも、ちゃんと何枚も着物を重ね、丁寧に作られています。
気がつかれましたか?
男雛と女雛の並び方の違い。
昔、朝廷では左大臣より右大臣の方が位が上だったことにより、向かって右側に男雛を、左側に女雛を飾りました。
ところが、明治の文明開花に伴い、左の方が位が上という西洋式に習うようになり、向かって左側に男雛を、右側に女雛を飾るようになりました。
しかし、京雛や古い時代のお雛様には、今でも男雛を右側に女雛を左側に飾る習慣が残っています。
つまり、どちらでも間違いではないのですね。

これも奈良の一刀彫り。
巫女さんが手にする三方の上のお人形さんは、季節毎に入れ替えるようになっています。
今はもちろん、可愛いお雛さまが乗っています。

小さな箱の中に、5人がお行儀よく並んでおられました。ちりめん細工ですね。

小さなガラス玉で作られたお雛さま。
影が素敵ですね。
仲良く肩を寄せ合っています。

吊り雛は見ていて浮き浮きして来ます。
一つ一つ想いを込めて作られたお飾りは、どれも優しい遊び心が溢れています。

今回、貝合わせのお雛さまにもたくさん出会いました。
これはその中の一つです。

扇型の箱の中身にとっても心が惹かれました。見ているだけで幸せな気持ちになります。

手のひらの大きさぐらいの藁で編まれたお雛さま。以前、このお雛さまが川に流されているのをテレビで観たことがあります。
流し雛なんですね。

伊賀焼のお雛さま。
ゴールドがゴージャスで、冠が王冠のように見えます。

お雛さまとお皿の鶯色がぴったり。
このお皿が食卓に登場するだけで、気分は一気にひな祭り。

江戸時代にはこれが立っていたんですね。
お雛さまも、遊び道具から、次第に飾り雛に変わっていきました。

江戸時代のお雛さま。

伊賀焼のお雛さまですが、とってもモダンです。

二つの急須、よく見ればやさしく唇を寄せ合うお雛さまです。

もう何だってお雛様に見えてしまいます。

友人の細やかな心遣いが嬉しいです。
たっぷりのよもぎを使った草餅は、春の味でした。

おばあちゃんの家の市松人形が怖かった記憶がなかなか拭えなかったのですが、なんていいお顔なんでしょう。
市松人形、欲しいなぁ…。
近々このお人形が作られている工房を訪ねます。

たくさんのお雛さまに刺激されて、今日、デスクの上に、昨年母が焼いたお雛さまを飾りました。
来年からは、私ももっとひな祭りを大切にしよう!と心に決めました。
とりあえず明日のひな祭りは、久しぶりに美味しいちらし寿司を作りましょう。
世の中全体に、古き良き習慣を見直そうという動きがあるのかも分かりませんね。
日本古来の儀式や習慣が薄れて行く中で、とても素晴らしいことだと思います。
心惹かれる斬新なデザインのものから、その土地に伝承される職人技の光るもの、江戸時代から代々受け継がれているもの、もちろん豪華な段飾りも、この数日の間に、本当にたくさんのお雛さまと出会いました。
スマホに収めたたくさんのお雛さまの写真の中から、ほんの一部ですが、ご紹介させて頂きます。
お気に召すお雛さまはいらっしゃいますでしょうか?

ステンドグラスのお雛さまが、古い日本家屋によく似合います。

うっすら桃色を帯びた陶器のお雛さま。
お部屋に凛と張り詰め空気が漂います。

さり気なくお雛さまってところが素敵。
これだと一年中飾っていそう…

お重の中のご馳走の細かな手作業に思わずため息。どのお料理も、小指の先より小さいんです。

奈良県の一刀彫りのお雛さま。
やはり上品な風格があります!
(わたくし奈良県民…)

島根県松江で友人が一目惚れしたお雛さま。売り物ではないと言われているのに、「そこを何とか」と無理を言って分けてもらったそうです。

山形県のお雛さま。

小さな小さなお雛さまも、ちゃんと何枚も着物を重ね、丁寧に作られています。
気がつかれましたか?
男雛と女雛の並び方の違い。
昔、朝廷では左大臣より右大臣の方が位が上だったことにより、向かって右側に男雛を、左側に女雛を飾りました。
ところが、明治の文明開花に伴い、左の方が位が上という西洋式に習うようになり、向かって左側に男雛を、右側に女雛を飾るようになりました。
しかし、京雛や古い時代のお雛様には、今でも男雛を右側に女雛を左側に飾る習慣が残っています。
つまり、どちらでも間違いではないのですね。

これも奈良の一刀彫り。
巫女さんが手にする三方の上のお人形さんは、季節毎に入れ替えるようになっています。
今はもちろん、可愛いお雛さまが乗っています。

小さな箱の中に、5人がお行儀よく並んでおられました。ちりめん細工ですね。

小さなガラス玉で作られたお雛さま。
影が素敵ですね。
仲良く肩を寄せ合っています。

吊り雛は見ていて浮き浮きして来ます。
一つ一つ想いを込めて作られたお飾りは、どれも優しい遊び心が溢れています。

今回、貝合わせのお雛さまにもたくさん出会いました。
これはその中の一つです。

扇型の箱の中身にとっても心が惹かれました。見ているだけで幸せな気持ちになります。

手のひらの大きさぐらいの藁で編まれたお雛さま。以前、このお雛さまが川に流されているのをテレビで観たことがあります。
流し雛なんですね。

伊賀焼のお雛さま。
ゴールドがゴージャスで、冠が王冠のように見えます。

お雛さまとお皿の鶯色がぴったり。
このお皿が食卓に登場するだけで、気分は一気にひな祭り。

江戸時代にはこれが立っていたんですね。
お雛さまも、遊び道具から、次第に飾り雛に変わっていきました。

江戸時代のお雛さま。

伊賀焼のお雛さまですが、とってもモダンです。

二つの急須、よく見ればやさしく唇を寄せ合うお雛さまです。

もう何だってお雛様に見えてしまいます。

友人の細やかな心遣いが嬉しいです。
たっぷりのよもぎを使った草餅は、春の味でした。

おばあちゃんの家の市松人形が怖かった記憶がなかなか拭えなかったのですが、なんていいお顔なんでしょう。
市松人形、欲しいなぁ…。
近々このお人形が作られている工房を訪ねます。

たくさんのお雛さまに刺激されて、今日、デスクの上に、昨年母が焼いたお雛さまを飾りました。
来年からは、私ももっとひな祭りを大切にしよう!と心に決めました。
とりあえず明日のひな祭りは、久しぶりに美味しいちらし寿司を作りましょう。