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中橋怜子の 言の葉ノート

自然、人、モノ、そして音楽…
かけがえのない、たおやかな風景を
言の葉に込めて

ぽんぽん…天花粉

2015-07-31 | 言の葉
「ぽんぽん」がなくなったから買ってきてと義父。

ふと思った。「ぽんぽん」と言われてどれだけの人がすぐに分かるのだろう。
「ぽんぽん」とは「天花粉」のこと、もっと分かりやすく言えば「ベビーパウダー」


「天花粉」はもともとは「天瓜粉」と表記されていた。「天瓜」とは黄烏瓜(キカラスウリ)の異称で、日本古来の「天瓜粉」は黄烏瓜の根から取れる澱粉で作られていた。

雪のことを「天花」とも言うことから、真っ白い粉を雪に見たて、やがて「天花粉」と表記するようになったとか。

我が家では「天花粉」でも「ベビーパウダー」でもなく、子どもが小さい時からずっと「ぽんぽん」

一時、不純物が混入したことで皮膚に良くないと評判が立ち、一気に店頭から姿を潜めてしまったが、今でもその数は少ないもののちゃんと陳列棚に並んでいる。もちろん、厚生労働省の定めた試験にパスした安全な製品である。

昔は、首筋が「ぽんぽん」で真っ白けの子どもをよく見かけたものだが、今はそんなものでサラサラにしなくても涼しいお部屋でサラサラなのか、やはり毛嫌いされているのか、そんな子どもは見なくなってしまった。

ちなみに、私の親4人みな「ぽんぽん」の愛用者である。
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