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中橋怜子の 言の葉ノート

自然、人、モノ、そして音楽…
かけがえのない、たおやかな風景を
言の葉に込めて

お味噌汁

2015-07-21 | 料理
昨日は友人の真心の手料理をいただいた。彩り、洒落た器、そして何より手づくりのお料理を食べさせてやろうという彼女の優しい心が一層お料理の味を引き立て、どれもこれもカラダとココロに沁み入るおもてなしの逸品。

中でも白味噌仕立てのお豆腐のお味噌汁の美味しかったこと。
薬味の刻みミョウガ、少々の落とし辛子がお正月のイメージの白味噌のお味噌汁を夏のものにしている。

「味噌の医者殺し」
「医者に金を払うよりも味噌屋に払え」

日本人とお味噌の密接なつながりを感じさせる慣用句。

健康的な日本食が見直され世界からも注目されているが、その中でもお味噌汁は栄養価的にも誇るべき日本食だと思う。

お味噌自身が良質のタンパク質なので、季節のお野菜など具沢山のお味噌汁一杯には全ての栄養が揃っていると言われている。

タンパク質を食べると体温が上がることを記憶している脳は、夏は無意識のうちにタンパク質を避けさせる。
モソモソしたタンパク質の食品より、冷たくてあっさりとした喉越しの良いもの、薬味や香辛料の効いた刺激のあるお料理に手が伸びる。

脳の思うがままに食事をしていると体力が低下し夏バテを引き起こしてしまう。

夜、夏野菜、お豆腐などをたっぷり使って作ったお味噌汁を冷蔵庫で冷やしておくと、朝食に冷たいお味噌汁をいただける。これは夏バテ知らずの私の夏の朝のお約束の一杯。
これを朝一番にいただくと、いきなりカラダとココロにスイッチが入る気がする。

梅雨明けの真夏の空が広がった昨日の京都。
大切な仕事の相棒でもある友の真心の手料理にカラダもココロも一気に元気をいただき、打ち合わせの声も弾む。
帰りの電車の中で打ち合わせの内容に頭を巡らせながら、元気過ぎる企画に思わず苦笑。

何をするにも決めては元気なカラダと元気なココロ。

たとえ猛暑の日々が続いても体がだるくても何も待ってくれない。
やらなけばならないことはやらなけばならない。
どうせやるなら笑顔でワクワクしながらやりたい。

夏、ちょっと丁寧に作ったお味噌汁は、最も身近で最もカラダとココロに効く一品である。




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「キューちゃん漬け」の作り方

2014-07-20 | 料理
同室の患者さんであるお料理の先生に「キューちゃん漬け」の作り方を教わりました。レシピをご紹介します。
***
キュウリ(新鮮なもの) 1kg
〈調味料〉
醤油…300cc
お酢…大匙2杯
お酒…大匙2杯(みりんでも良い)
砂糖…大匙2~3杯
生姜千切り…1欠片分

①キュウリは約5mmの厚さの輪切りにする。

②塩をまぶし重石をして一晩冷蔵庫で漬け込む。
(後から完全に塩抜きするので塩は多めに。そうすると酸っぱくならない。腐りにくい)

③ザルに上げてしっかり水洗いする。

④完全に塩味が抜けたら布巾で絞る。
小分けしてしっかり絞り最後にまとめて水分がなくなるまでしっかり絞る。

⑤調味料に生姜も入れて煮、沸騰したら火から鍋をおろして、熱々の調味料の中に絞ったキュウリを入れる(2~3分浸す)

⑥ボールをうけて⑤をザルにあげる。しっかりしずくを落とし、ボールに落ちた調味料をまた鍋に入れて煮る。
沸騰したら火から鍋をおろしてキュウリを入れる。これを3回繰り返す。

出来上がり( ´ ▽ ` )ノ♪

余分な調味料は捨て、タッパーなどに入れて冷蔵庫に保存する。冷凍保存も可能。
***
昨日、一足先にこのレシピでキューちゃん漬けを作った友人から送られて来た画像と本日病室に届いたキューちゃん漬け。

先生「美味しい!お上手やわ!」



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美味しいカレーの作り方

2013-03-06 | 料理
実は私はお料理にはちょっとうるさい女です。
ゆっくり、じっくりお料理をしている時間はないのですが、それでも味にも健康にもうるさいので、そこの手を抜くことはありません。

今、キッチンでパソコンに向かいながら、明日の食事の支度をしています。
久しぶりに美味しいカレーを作ろうと思います。

「カレーライス」は今や日本の国民食、日本人は本当にカレーが好きな民族です。

インド料理は香辛料をたくさん使うため、私たち外国人の舌には、どれもこれも「カレー」に思えてしまうのですが、インド料理にはもちろんそれぞれちゃんとした固有の名称があり、「カレー」という名称のお料理はありません。ただし、インド国内の観光客向けレストランや、インド国外のインド料理店では、便宜上、メニューに「○○カレー」という表記をしているところも多いようです。

さて、時間のない私が作る自慢の美味しいカレーの作り方を、思い切ってここで種明かししてしまおうと思います!
それは20年以上前、一流レストランのシェフに教えていただいたものです。
ただし、そのシェフの一流レストランには「カレー」というメニューはありません。シェフのプライベート・カレーの作り方をそっと教えてくださったというわけです。

ここで、た~くさん香辛料の名前が出てきそうですが、作り方はいたってシンプル、至極簡単!
カレーのルーは常時5社、6社のものを買い置きしておきます。どの会社もルーの中に自慢の香辛料、独自の香辛料を入れています。
例えば、6社のルーを1カケずつ使うと、たくさんの香辛料を使った味に深みのあるカレーが出来上がると言うわけです。

私のキッチンでの相棒である圧力鍋に、多めの玉ねぎ、じゃがいも、人参などを適当な大きさに切って入れ、牛肉(赤身牛肉…ルーの中に牛脂豚脂がいっぱい!)、豚肉(やはり脂の少ないもの)、鶏肉、魚介など好きなものを入れ、6社のカレールー1カケづつ入れ、ローリエ1~2枚をのせ、ひたひたの水を入れて、蓋をしてシュッシュッと音がするまで約10分、音がし出したらすぐ火を止めて、蒸気の音が鳴り止むのを待つばかり。材料を刻むところから出来上がりまでわずか30分でプロの味のカレーが出来上がり。
お好みで、焼肉のたれ、ウスターソースなども少量加えることで、更に香辛料、調味料が増えて、味に深みが出ます。

同じ名称のカレールーで甘口、辛口というのは、辛味の香辛料の量が違うだけなので、できるだけ違う名称のルー、できることなら違う会社のルーを収集(笑)してください。

お試しあれ~。



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