COSMOS

"忠太"奮闘記

久し振りの清々しさ-辻井伸行を聴く

2012-01-29 10:09:25 | 音楽
昨日地元で開かれた「辻井伸行・日本ツアー2011/12・広島公演」を聴きに行った。
・幸い、2階最前列席が手に入り、耳(目)障りになるものなしで堪能。
・アンコールに応え、昨年秋カーネギー・ホールでも演奏した自作の「ジョニーへのオマージュ」も
 良かった。
  (画像クリックで拡大)
 ※プログラムより転載

・意外なことに気付く・・・曲の間でパラパラと拍手。 
 わが国では「楽章の間の拍手はしない」のが一般常識とされているので、気まずい思いをした
 聴衆もあったろう。 
・しかし「楽章間の拍手の是非」について検索してみたら
 「慣習(例)であって、決まりがあるわけではない」
 「演奏者(指揮者)による」ということで、ルールがあるわけではなさそうだ。
 
陰の声:余程耳が肥えてなければ知ったかぶりは禁物
 「コンサート みんなで叩けば 怖くない」が一番無難のようである。

 参考までに:
 ♪ オーセンティックな拍手の仕方

 ♪ リッカルド・ムーティーが「楽章間の拍手」に一言

 ♪ これさえ守れば大丈夫「クラシック演奏会のマナー100」

 ♪ 「らりったブログ」では
  ※いまいちの演奏でも拍手がもらえるクラシックに対して、
   ジャズは厳しいと言っている。
   言われてみれば、なるほどそうかな?
 もともと、ある種の情報伝達手段や雨乞いなど、片苦しいものではなかったはず、
 もう少し気楽に楽しむ方が・・・ 

ピアノ協奏曲「皇帝」初演の日

2011-11-28 06:10:00 | 音楽
ベートーヴェンの「ピアノ協奏曲第5番」初演の日
・ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンのピアノ協奏曲第5番変ホ長調 作品73。
 1809年に完成した3楽章から成る協奏曲。『皇帝』の別名で知られる。
・初演日:1811(文化8)年の今日、ライプツィヒ・ゲヴァントハウスで初演。
 ピアノ独奏、ヨハン・フリードリヒ・シュナイダー
 ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団。
mp3で聴いてみる
 ※パソコンや通信回線の速度により、ファイルの読み込みに少し時間がかかる場合もあり。
 第1楽章
 第2楽章 
 第3楽章
 オーケストラ:DuPage Symphony Orchestra
 指 揮:Barbara Schubert (conductor)
 ピアノ:Ursula Oppens, piano
フリー「譜面pdf」ファイル・ダウンロード
 第1楽章 
 第2楽章 
 第3楽章

「太平洋記念日」
由来:1520年のこの日、ポルトガルの航海者マゼランが、後に「マゼラン海峡」と命名される南米大陸南端の海峡を通過して太平洋に出た。
天候が良く平和な日が続いたため、この海をPacific Ocean(平和な・穏やかな大洋=「太平洋」)と名附けた。マゼラン自身はフィリピンで原住民に殺されたが、彼の船は初めて世界を一周して帰国し、地球が丸いことを証明した。
陰の声:地球周回軌道を回る衛星から地上を眺め、丸い地球が撮影されている時代にもかかわらず、「地球は平坦であり、太陽が西の地平線に沈み、裏側を通り東の地平線から昇ると信じている人たちがいるとか・・・。
 ヒョットすると、信じ続ける人の方が幸せなのかも。

ユパンキ亡きあと

2011-06-16 20:48:25 | 音楽
Y氏との雑談の中で「ユパンキ」亡きあとは・・・?となった。
はて、調べていくとユパンキが生涯唯一の弟子と認めたギタリスト「ソンコ・マージュ(Sonko Mayu、本名:荒川義男、1935年生まれ)」と、広島にも馴染み深い「シロ・エル・アリエーロ(Shiro El Arriero、大竹史朗)の二人に辿りついた。
Y氏がお持ちのCDは、この二人のどちらかのようだ。
今度の土曜日、確認してみよう。
シロ・エル・アリエーロさんは東日本大震災の被災者のために、祈りの曲、’Passacaglia Dolorida (痛哭のパッサカリア)を作曲。
現地時間6月17日に予定されているニューヨーク’バージミュージック’でのソロ公演の際、初演される予定だが、事前にここで聴くことができる。
 NHKニュースで中継された、宮城県気仙沼市の階上(はしかみ)中学校の卒業式の模様から霊感をえて作曲したとのこと。

久しぶりのユパンキ

2011-06-05 07:56:57 | 音楽
6月4日 Rセンター Y氏I氏&我が家の財務大臣の4人
このところ音楽に関する話題が多い。
フォルクローレの話から、当然今は亡き「アタウアルパ・ユパンキ」が登場。
(ユパンキ財団(FUNDACIÓN ATAHUALPA YUPANQUI)の公式ページ
左利きのユパンキだが左利き用ギターを使わず、敢えて右利き用ギターの弦を逆さまに
張って爪弾いていた。
 

処女作♪Camino del indio(インディオの小径)
“忠太”が好きなのは
♪Luna tucumana(トゥクマンの月)
♪Los ejes de mi carreta(牛車にゆられて)
これらはYouTubeのサイトでたくさん聴けるので、リンク省略。

ところで、ユパンキが亡くなった(1992(H4)/5/23)翌93年、NHKFM局の「ポップス・ステーション」という
音楽番組で「竹村淳氏」が追悼特集を組み放送した。
“忠太”はこれをカセットテープに収めていたはず・・・、祈るような気持ちで探した末、見つけ出した。
ノーマル・ポジション・テープながら保存状態は良く、早速竹村氏の軽快なナレーションとともに
「WAVE」と「mp3」にデジタル化。
転居前〝怪物〟「断捨離」の餌食になりそうだったが、辛うじて生き延びた。
たまには、スクラッチノイズも心地よく聞こえるのが不思議というもの。
HDDにとりあえず保存したが、その内CD化するつもりの“忠太”


早起きは三文の徳

2011-05-10 06:00:00 | 音楽
春が来て、Rセンターの野鳥たちも賑やかになってきた。
Y氏によると、さえずりを聴くには早朝・夕刻が適しているとのこと。
いつもお昼前にきて、今日も鳥たちは昼寝かな?とひとり合点していた。
今度行くときは開門時間を見計らいガンマイクでしっかり録ってくるつもり。

さて、早朝で思い出すのは、不朽の名作、タンゴ「El Amanecer」(夜明け)。
鳥のさえずりで始まることでも有名な曲だが、あの鳴き声の主は?と聞くだけヤボ。
バイオリンで奏でる鳥のさえずりなのだ。
しかし、一体何の鳥の鳴き声を真似て演奏しているのか?
聞くは一時の恥というから、念のためY氏にたずねてみよう。
  有言不実行の“忠太”です。(>_<)

果たして、泉下の故人は?

2011-05-09 08:14:39 | 音楽
 先月、SONYの大賀典雄氏が亡くなり、その業績を称えたばかりだが、子会社・孫会社から
顧客情報の大量流出という言わば後輩たちの不始末に「泉下の先輩」はどう感じておられるだろうか。先人たちの努力と信用がアッという間に瓦解してしまった。

 話変わって、一昨日、Rセンターで鳥のさえずりを聴きながらの、「後期高齢者」たちの他愛もない話題の輪に入らせてもらった。
 そのあと、先日寄付した「スズラン」の移植場所から帰途でのこと。
静かな遊歩道を歩きながら、「Y氏」と音楽談義になり、昭和30年ころ関東地方で流れていた民放の「これがタンゴだ!」という新譜紹介番組について水を向けると、すかさず「Este Es El Tango Porteno」ですな!と、答えが返ってきたので、途端に嬉しくなってしまった。
というのも、学生時代に手作りのラジオでこの番組を聴き続けていたからだ。
 東芝EMIがアルゼンチン・タンゴの新譜(LP)を民放の電波に乗せ紹介する番組で、オープニングテーマ曲「エル・ジョロン(泣き虫)」の軽快な音楽に乗って、ホルヘ・カルダーラさんの歯切れの良いスペイン語の次のようなセリフが続く。
“Este es el Tango Porteno!!
esprecion y sentir de un pueblo que surcando mares,
tuvo la virtud de llegar a todos los corazones.
! Este es el Tango Argentino!
Porteno, sentimental,arrabar, centro,portada y farol,
corazon y sentimiento,・・・・
Arolas, Bardi, Cobian, De Caro,Lourenz, Maffia,・・・・”

このレシタード(朗吟・吟唱)に続き、「皆様ご機嫌いかがでいらっしゃいますか。
毎週、東芝エンジェル・レコードがタンゴ・ファンのみなさまに生粋のアルゼンチン・タンゴを聞いていただく、この時間、高山正彦が担当いたします」と続く。
 ※因みに、第1回の放送は1955(昭和30年)7月25日、文化放送で月曜日の夜、9時だった、とのこと。
  奇特なタンゴファンが書き取ったものを自身のWebサイトにアップしてくださっていた、感謝しレシタードと高山正彦氏のナレーション部分を転載させていただく。
 あわてて、カセットテープの山の中からタンゴを探す “忠太”でした。

 


クール派ジャズ・ピアニストGeorge Shearing さようなら.

2011-02-17 06:46:12 | 音楽
 盲目のジャズピアニスト、ジョージ・シアリングが14日、うっ血性心不全のためニューヨークで死去、91歳。
 1952年(昭和27年)の作品「Lullaby of Birdland」(邦題:バードランドの子守歌)は高校生の頃、
博多の駐留米軍パイロット達が出入りするクラブで初めて聴き、クールなこのクインテットが大好きになった。
「September in the rain」(邦題:9月の雨)は1949年(昭和24年)の作品。
 まだ中学生だったので、高校時代に出入りしていた同じクラブで聴いたのだと思う。
 1982年(昭和57年)メル・トーメとの連名によるライヴ・アルバム『An Evening With George Shearing & Mel Torme』で
〈グラミー賞〉を受賞。1996年(平成8年)に大英帝国勲章を、2007年(平成19年)にナイトの称号も祖国イギリスで授与されていた。
 オフィシャル・サイトに詳しく紹介されている。
 エアチェックしておいたFM番組の10号オープンリールはレコーダーとともに処分。 無念