恐ろしや、音声認識デジタルサービス「Siri」

■アップルの「iPhone 4S」携帯電話に注目。
　高度の音声認識機能を備えた「Siri」（シリー）と呼ばれるサービスが使える。
　すでに、日本語サービスはベータ版が提供されている。
　「Docomo」の「しゃべってコンシェル」と似て非なるところがあるようだ。

　　「iPhone 4S」携帯に「天気・時間・質問」などを普通の話し方でたずねると、即座に日本語に変換し、
　日本語で返事が返ってくる。
　　もちろん漢字交じりのテキストデータも表示される。
　　音声認識技術は、とうとうここまで来たか！　しめしめ、中途難聴者にとって「要約筆記」に代わる大進歩と
　「感心」し、近い将来「筆談」に使えると期待していた。

■ＩＢＭ社は「Siri」の使用を禁止　
　　ところが、恐ろしいことに会話のすべてがアップル社の巨大なサーバーに蓄積される仕組みになっている。
　「ＩＢＭ社」は社内に「iPhone」を持ち込むことは認めるが、「Siri」の使用を禁じている由。
　　理由は、あらゆる会話が記録されること。
　社員が話した内容がすべて、米国・ノースカロライナ州メイデンにあるアップル社の巨大なデータセンターに
　送信し記録されているらしいことだ。
　※同センターは今年中に燃料電池＋ソーラーパネルなどの再生可能エネルギーのみで稼働する由。
　　そして、「Siri」によって実行された検索、作成された電子メールのメッセージや不適切なジョーク等が、
　その後どう扱われるかについてはブラックボックスであることだ。
　　ＩＴ超巨大企業のＩＢＭの社員が「iPhone」でやり取りする技術情報が、ご同業のアップルに盗聴されかねないと、
　警戒している訳。
　まさに、
　「壁に耳あり障子に目あり」
　「口は災いの素」
　「覆水盆に返らず」だ。

　我が携帯は「au」ブランドの「CDMA 1X WIN」バージョンだから、間違っても音声認識機能を導入することはできない。
　こうなると“時代遅れ”も捨てたもんじゃない「安心バージョン」だ。
　文明の利器を賢く使うことがシニアにとって、段々難しくなってきた。　
　今日で５月も終わり、入梅近し。　冷えたビールで乗り切ろう！！　　　　　　　

好事魔多し・・・生憎の雨天

■21日の「金環日食観測」で、好条件に恵まれた関東地方。
翌22日は電波塔としては世界最高６３４ｍの「東京スカイツリー」は、そぼ降る雨の中でのオープンになってしまった。
早くからチケットを入手した方、4日前から泊まり込みで並んだ方々は、さぞかしがっかりされたことだろう。

■さて、我が家はというと、第２次「断捨離」の真っただ中。
数年前に買い替えた１５０インチＤLＰプロジェクターが個人宅には無用の長物となり、活用してくださる所を探し、
地元社会福祉協議会が是非に、とのことで大型スクリーンと一緒に寄贈した。（ランプ余命１５００時間）

月１回、我が家でおしゃべり会、称して「こすもすホッと苦楽部」が開かれる。全員女性＋主婦の友こと“忠太”で構成。
当初、とかく家事疲れの方々のストレス解消のため「ホッと」していただく目的だった。
しかし、パソコンがご縁ではじまったお付き合いなので、どうしても話題はそっちに行く。

そのため、Windows三世代「ＸＰ・Ｖｉｓｔａ・７」のＰＣがある。
プロジェクターの代わりに４０型液晶テレビを使うことにし、ＸＰ・Ｖｉｓｔａとは「Ｄ-sub」、“７”とは「ＨＤＭＩ」ケーブルで繋ぐ。

価格も安くなった５ｍの「ＨＤＭＩ」ケーブルで接続
　左５メートル奥の４０型液晶テレビ　右手前ノートＰＣの画面（１５.４型）　両者の距離約４メートル
　
　
　高価な高圧水銀ランプの寿命を気にせずバンバン使える。

月も朧に白魚の・・・ぉ

932年ぶりに日本の総人口の2/3が見られる金環日食。
次は、18年間後（2030年6月1日）に北海道で見られるまで生き延びる自信のない“忠太”は、
人生最後の宇宙ショウとはいえ、年金暮らしの身に高価な太陽撮影用ND100000フィルターは
財布の負担が重すぎる。
ドイツ「Baader Planetarium」製フィルムは売り切れ。
という訳で、アーク溶接の「保護面用遮光ガラス」（JIS 8141 No.14）を入手。
生憎、６２ｍｍフィルターに合うものはなくやむなく、減光フィルターをにわか手作り。

・右が手作り減光フィルター、左は眼視用市販観測メガネ　

・テストでは
　

・さて本番、生憎の薄曇りでちょっと淋しい画像になってしまった。
　

霞む太陽とムキにならず、おなじみ「三人吉三」の「お嬢吉三」の名せりふ
　♪月も朧に白魚の 篝（かがり）もかすむ 春の空・・・♪と、まぁ粋に参りましょう。
　続きの立ち読みはここ　でどうぞ！　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

惜別

１６年間親しくお付き合いさせて頂いたＦ氏ご夫妻が３月・５月の上旬,
相次いで「黄泉の国」に旅立たれた。
常に行動的・思いついたら即実行の方で、数多くの人生指南を頂いた。
もっともっと長生きしていただきたかった。　ご冥福をお祈りする。
無精者にしては・・・と、褒めてくださった「ボタン」が、昨夏猛暑続きの
ベランダで耐え、先月開花した。　供花に代えさせていただく。
　　　合掌　"忠太"