経験値

まいど、どーも。

ひとりごこちに

2005-04-21 11:59:40 | ひとりごと
うちには よく友達が来る。私は ようこそと笑顔で迎え、必ず暖かい珈琲を出す。

それを見越して大抵のものは茶菓子を持ち込んでくる。愚痴を言いに来る者

相談事。うとうとしたくて来る者もあれば、喜びを分かち合って貰おうと来る者も。

長い友ばかりだ。結婚してこの地に来て出会った素敵な人ばかりだ。

さて、昨日は看護学校時代の大事な友ひろこと会ってきた。近状を話し合い笑い泣き・・・

離れていた時間を埋め会う暖かいコミュニケーション。現役ナースの話も聞け充実した時を過ごす。




帰宅するなりやってきたのは“さくらちゃん”だ。

さくらちゃんは、ゆうさんと同じ年の男の子を持つお母さん。珈琲は飲まない。

彼女は時々とても疲れている。昨日もタバコを根本まで吸うのを私が心配すると

『いいのよ。もし癌になって永遠に眠ってもいいなら、こんなに幸せなことはないわ!』と強い口調。捨て鉢だ。

朝から晩まで働いている。離婚した旦那はうん、   ろくでなしだ。

私が以前、「死んだ方がいい人間などいない」と言ったとき彼女は自分の旦那の話を初めて私にぶちまけて

『こんな人間でも生きていた方がいいと思うか』と問うた。私は初めてなるほどと納得した。

時々私への風当たりがとても強い。特にこんな風に私が働いていないときなど。八つ当たりだなと思うときもある。

そんな時は彼女が帰った後とても疲れる。来るのが嫌だとも思う。

パパは「不自由のないお前が羨ましいのだろう」と言う。

彼女に負けないくらい頑張っている友達は『それもこれも彼女が選んだ人生』と逆にクールだ。

私の周りには離婚経験者が実に多い。彼女たちもそれを知っていて 『暖かい空気を吸いに来るのよ』 逞しく笑う。

さくらちゃんは笑わない。そんな事、絶対に認めないだろう。

ずっと息子をゆうさんにだけは負けさせたくないと育ててきた。大げさに言っているのではない。だから怖い。

母想いの息子も、ゆうさんにはない、ライバル意識を過剰に抱き続けてきていた。

凍り付く言葉に何度も離れてしまいたいと思ったけれど・・・尊敬出来る所もあり、何より私を叱ってもくれる。

そんなご縁を簡単に考えたらダメだと自分を叱る。人と人。心がある相手なのだから。簡単に傷つけていいわけがない。

誰にだって いいところと悪いところ・・・いや、誰にも悪い所などない。それは・・・“弱いところ”なんだ。

それを知ってみんなも私と付きあってくれているんだから。うん、そうなんだ。


昨日、息子がパイロットになる夢の為に頑張っていることを話したさくらちゃん。

うんうん。君が親子の夢のために、そんなに頑張ってきたんだもの。

パイロットになったなら誰よりも一緒に喜ぼう。共に泣き「よくやったね、お疲れさま」と


君を労ろう。。。
 

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