昭和の昔。
コマーシャルは売れなくなった芸能人が出るものでした。
だからコマーシャルに出ていると
「嗚呼、この人もついにコマーシャルに出るように落ちぶれてしまったのか…」と
淋しく思ったものでした。
それを変えたのは 当時、売れに売れていた郷ひろみがコミカルにキンチョールの
コマーシャルに出て世間をあっと言わせてからだと記憶しています。
大スターがコマーシャルなんかに出ている!と衝撃が走ったものでした。
また
昭和の昔は根強く男尊女卑の残る時代でしたので、芸能界も男が威張って当たり前
大物俳優などは威張り腐って(本当に腐っていて)気に入った女優さんなどを
その力で思うままに(それこそジャニーズの様に)好き勝手にしていたようです。
太地喜和子さんなど、あの耳に手を当てて歌っていたチンピラ野郎の被害にあったことが
あるご本に書かれていました。
私自身も石原裕次郎が歌番組で大女優を周りにはべらせて、
まるでホステス扱いをして歌う姿をみて、世間は「さすが大物」と騒いでも
彼女らの苦々しい顔を垣間見て「こんな扱いをされて可哀想」と思ったものでした。
フジテレビにはきっとまだ、昭和が根強く残っていたのでしょうかね。
けれど
こんな事がおこるなら
昔のコマーシャルの様に見られる深夜のTVショッピングの芸能人も、
いつの日か、売れっ子の象徴に変わる日だって来るのかも?ですよね。
(子供の頃の記憶です。諸説あるかも?悪しからず)
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