ミュージカルな日々

ミュージカル好きの私が、観劇・映画・ドラマ・音楽・本の感想を書きつづるブログ、になる予定。

「警官の血」

2010-01-01 | 
大晦日に、佐々木譲の「警官の血」を読み終えました
読み始めたのが、先週の土曜日ですから、久々の一気読みでした

去年の2月に、ドラマ化された作品を見て、ずっと気になっていた小説でした。
でも、ドラマを見ていたので、犯人が誰なのかは最初から分かっていたし、
話の展開の仕方も全く同じなので、純粋には楽しめなかったです

で、結局は、ドラマが素晴らしかったということを、
原作を読んで再認識しました

何が素晴らしいって、
まず、原作をとても忠実に脚本化していること、
そして、映像というツールを生かしたエピソード(三代が人生の節目に写真館で家族写真を撮る)を付け足していること、
極めつけは、これ以上ないというキャスティング
原作のイメージを壊さないように、いい俳優さんたちを揃えていました

特に、学生運動が過激化していた時期に潜入捜査をやったせいで、
長くPTSDに苦しむことになった二代目の安城民雄を演じた吉岡秀隆さんと
その妻を演じた貫地谷しほりさんは、本当に素晴らしくて印象的でした。

という訳で、ドラマ作品が、いい意味で原作を超えている作品だったのだなぁと思ったのが正直なところです
何だか、ドラマを見なおしたくなってしまいました


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