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タブーからポップカルチャーへ(摂食障害)

2006年04月18日 | Weblog

TVの世界で摂食障害に関する内容を放送することはタブーではなかった。しかし、それは日本で言うNHK的な番組内においての話であり、決して民放のバラエティー番組で扱われることはなかった。しかし、ここ最近若者が視聴する番組内で取り扱われることが多くなった。

一軒家に見知らぬ若者が集まり、共に生活する様子を放送し一躍人気番組に躍り出た「Real World」(「あいのり」の一軒家バージョン)全米の高級都市に一軒家を借り、数ヶ月男女が共同生活をするので自然と男女間の話がメインになるのだが、第17シーズンのキーウエスト編は初めてそれを取っ払い、Paulaという女性の摂食障害を中心にした構成だった。過去のシーズンでもリストカットや摂食障害の女性は出てきたが、放送内で自傷行為があっても長時間フォーカスされることはなかった。

またStarvedという番組は摂食障害を皮肉ったコメディー番組で放送前から激しい批判を受けたが、実際放送されても視聴者は見向きもせず放送後話題になることはなかった。

しかし、心の問題がメディア内で軽く扱われる傾向は強く、これからさらに増加すると考えられています。

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