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バチカンとエイズ 

2005年06月20日 | Weblog
発展途上国で、カトリック教会ほど慈悲に満ちた活動をしている団体は存在しないであろう。
病める人々を癒し、飢える人々に食料を与えている。
しかし、そんなカトリック内部にも取り組まなければ問題がある。バチカンがコンドームの使用を認めないことだ。コンドームを敵視しているために、エイズ孤児が毎日生まれ、何十万人もの命がエイズによって失われていく。

一般的な考えでは「コンドームがエイズを防止する」だが、バチカンの考えは「コンドームがエイズを広める」説明すると、コンドームを使用することで享楽的なセックスが広まり、ウイルス感染者が増えるという考えなのですが、伝統を守り続けることと現実(カトリック国での感染者の増加)の差を比較し認め、人の命を救う事の大切さを再確認し、教皇の勇気ある決断が必要とされています。

カトリック系の診療所によコンドーム配布や使用を止めようとし、「コンドームにはHIV感染予防効果がないので使用しないように」呼びかけた。

しかし、少しずつではあるが、現実に目を向けつつある上級祭司も存在してきた。
健康問題の担当責任者ハビエルもそのうちの1人である。「もし夫が感染していて、妻が感染していないケースではコンドームの使用を許可する可能性がある」と発言。

彼らが人々を苦しみから救いたいと願ってるのならば、たった1つの簡単な行動で多くの人々の命を救う事が出来るはずである。

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