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大学病院と企業の関係を見直せ

2005年07月16日 | Weblog

パキシルやバイオックスなどの連邦当局の認可後に薬品の危険性が明らかになる事例の続発を受け、研究機関も兼ねた大学病院の間では、医療関連企業と交わす臨床試験の契約内容を見直す動きが生まれている。

ハーバード大学とマサチューセッツ大学の共同調査で回答した107大学病院のうち41%は、試験にかかわった医師や研究者が試験結果を個人的に公表してはならないという製薬会社の契約内容を受け入れている。また半数は、医療専門誌で発表する試験結果の報告書を製薬会社がまとめることに同意しており、24%はこの種の報告に製薬会社が独自に行った統計学的分析を加えることを認めている。

ダートマス大学の教授、ロバート・スタインブルックはこうした現状について「専門誌に掲載される学術研究の信頼性を揺るがしかねない」と懸念している。

業界にとって不都合な結果は公表しないといった環境を生まないためにも、臨床試験契約を見直す必要がある。

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