朝起きて自転車に乗り始めたきっかけは
こちら
で、こりゃいいぞ、身体も動かすし健康にもいいジャマイカってな風に思ったんですね。
でも13年前に買ったMTBはすっかり錆びてるし、走るとクランクから、みしみし、きしきし、と音がしてうるさいんですね。ステムとかも錆びてるし、スプロケットも錆びて真っ赤っかです。危ないのでワイヤーだけは13年前に購入したお店に行って変えてもらいました。お店はすっかり綺麗になっててびっくりしたけど。
どうしようかな~、パーツ変えて綺麗にしようかなぁ、と思ったのですが、どうも計算すると3万円は軽く超えるし、ましてや今のMTBはすっかりみんなアルミで、フロントはダンパーサスになってるじゃないですか。これじゃあわざわざ13年前のフレームにこだわらなくてもいいかなと思いますよね。いや、結構思い入れは持って買ったんですが、まぁとはいっても最近は、前の記事に貼り付けた写真の状態で放ったらかし状態でしたから。
最初はね、またMTB買おうかって思ったんです。大体13年前に無職やってて少ないバイトの稼ぎで自由に移動するために自転車を買おう、そうだ、ランドナーを買おうと思っていろいろお店に行ったときに、どのお店も、「ランドナーといってもねぇ、いまはMTBの方がいいよ。どこかに行って何かあってもパーツとか調達しやすいから。」とか言われてたんですわ。
でもね、子供の頃、小学校6年だったかな、自転車買ってもらうときに当時カルフォルニアロードだと思うのですが、あのROADの"o"が車輪のマークだった気がしますが、それがとっても欲しかったんです。緑のカルフォルニアロード。憧れのドロップハンドルですよ。
なのですが、まだ身長が小さかったのね、その頃。親が近所のお兄さんの自転車借りてきてくれて、ちょっと乗ってみろと。乗ってみたらさ、足付かないんですわ、地面に。今考えれば足付かないのなんて当たり前じゃない、と言うかサドルに座った状態では付かないんでいいんだから。でも親はそんなこと知らないし、ましてや小学生の俺は当然知らなかったんですね。
そんなことがあって、親がこりゃダメだと思ったみたいで、セミドロップハンドルのよくあった自転車を買ってきたんだよね。それはそれで嬉しかったけど、やはりなんとなく寂しくて、それにそういう自転車はもう流行りも終盤で、中学になったらそんなの乗ってる奴いなかったのね。むしろ中学以降はママチャリ全盛時代だった気がするわ。
親になって思うけど、子供に何か買い与えるのって、親にしても子供にしてもなんとなく寂しいと言うか、うまくいえないんですが、すれ違いがね、ちょっと切なく思われるんですよ。なるべく子供の意見を尊重して、中途半端にこれでいいじゃんというようには誘導すまいと強く思っているのですが、子供って誘導しないとえらいとこに行っちゃうときもあるしなぁ。まぁ、まだ子供が小さいというのもありますが。
あ~なんでこんなことだらだら書いているかと言うと、要はね、いかにドロップハンドルに憧れていたかということなんです。すっごく憧れてたの。
しかし、13年前にMTB買ったときもドロップハンドルの自転車に心惹かれつつ、当時あのすっごい細いタイヤで走るってのは一部のマニアっぽいアスリートの皆さんだけだと思っちゃってたんですね。あのぴちぴちジャージを着て気合の入った感じじゃないと乗ってはいけないものだと(笑)。
おまけにうちの近所は学生さんのチームかな、たまに自動車にサポートされた一群がパァーンって感じで坂をすんごいスピードで走ってたりしてたんですね。
今考えると、何も知らなかったんですね、つまりは。それとも13年前はやはりマニアックな世界だったのかしら。
そんなんで、13年前はMTBになったんですが、MTBってやはり山行って何ぼって感じがするんです。近所は公園がいっぱいあって、走ろうと思えば薮みたいなところもあったり、丸太の階段とかあったりしてそれはそれなりにいいのですが、街に人が増えてきていて、昔みたいに気にしないで走れたりしなくなってるんですね。それに公園荒らしちゃダメだしね。
そうすると、MTBだとどこかに行かないとほんとの楽しさは分からないじゃない。新しいMTB買うにしても、フロントがダンパーサスなんて13年前じゃ20万オーバーだった気がするし、今じゃ前後ダンパーサスなんて10万円台からあるみたいですが、当時キャノンデールの自転車かな、50万近くしてたもの。(そのキャノンデールの自転車を買ったばかりの人と山に行って、ダウンヒルでその人は岩に突っ込んでホイルくちゃくちゃ、肋骨2本骨折されたのが今でも思い出されます。そのときだけしかご一緒しなかったんでその後どうしてらっしゃるでしょうかね。)
そんな印象なので、安くていいものが手に入るいい時代になったものだと思うけど、でもそれならやはり山に行かないといけないのだろうと思ってしまうのね。
でも小さい2児の父としてはそんな簡単にどっか行ったりとかふらふらしてると怒られちゃうのよ。カヤックだって持ってて、昔は川とか行ってたのに、子供生まれてからすっかり行ってませんわ。あの頃お付き合いしていただいていた方たちも、同じ時期に結婚されて今ではたぶんほとんどの方は子持ちだけど、きっとちゃんとやってるんだろうなぁ。この辺がね、意志の強さの違いかなと。ま、いいや。
だからどこかに行かないと楽しくないというのはちょっと面倒臭いのね。それにどこか山に行くと車になっちゃうし。ルーフキャリアはあるんだけどね。それではガソリン代が・・・
と、まぁこんな葛藤があったりしてたんだけど、どうも最近職場でもあのすんごい細いタイヤのロードに乗っている人がちらほらいるんだよね。一日100kmとか走っちゃうらしいとかいろいろ噂は聞いてて、すげーとか思ったりして。ひょっとしてロードってメジャーになりつつあるのか?と思いネットで調べるといやーいろいろ出てくるではないですか。
自転車乗る目的はまずはダイエットだからね。山にはそう簡単に行けない、それと近所の道走って楽しいのがいい。ならやはりスピードの出るロードに乗ろうと。今度こそは誰がなんと言おうと小学校6年生からの夢を今果たすぞと。そう固く誓ったのが5月のゴールデンウィークの終わり間際の土曜だったね。
大人になるっていいよね。自由に自分で何かを始められる。もっとも金銭的には家の財務大臣がいますんで、そんな簡単ではないけどさ・・・orz。それでも勝手に自転車決められたりしないし。
子供にはね、なるべく大人はいいぞって言うようにしてるんですけど・・・どうなんでしょう。その話もまた今度聞いていただけると嬉しいですね。
とにかく、玄関を出ればそこはすでにフィールドさってのがいいよね、ロードは。海にも山にも行かなくても玄関前からすでに楽しい。なんでもない近所の街も、普段と違うスピードで景色を見るので違って見えたり。
思えばそこから物欲地獄に片足を踏み出して行ったんだな、これが(笑)
余談が多くて恐縮ですが、スピードと言えば、ロードのって変わったのが自動車運転してるときのスピードかな。40km/hくらいで走ってても苦じゃなくなってきたのね。前はかったるく感じてもっと速く走りたいとか思ってたけど、いつもの自転車のスピードが30~40km/hだから、そのスピード感覚が心地よくなってるのかな。安全第一ですね。もっとも、おっさんになったからと言うのが多分にあるような気もします。
さて買おうと決めたからには情報収集しなくちゃ。嫁さんからよく言われるのですが、俺はカタログ好きらしいんですね。よくね、カタログ見てニマニマしているときって幸せそうに見えると言われます。
あはは、物欲大魔神じゃけん。・・・先立つものはないんだけどさ。
買おうって決めてから情報収集したお話はまた次に。