あいよっこの旅ログ:::Part2:::

「女性のひとり旅は冒険の始まり!」

韓国の世界遺産第1号 石窟庵 ⑦

2015-10-10 02:26:55 | 韓国の世界遺産第1号 石窟庵(ソックラム

          写真は2015/8/16~19「上越「妙高高原・燕温泉」~信州「安曇野・木曽川下り」

          写真上:「安曇野」のひまわり畑 そろそろ終わりの時期

 

   2015/10/5、今年度のノーベル医学・生理学賞を北里大学の大村智特別名誉教授が受賞されました。吉報を伝えるTVニュースの電話インタビューで、「微生物に賞をあげたい」という素朴な第一声をお聞きして、とても感銘を受けました。

 

  その後故郷に美術館や温泉、はてはおそば屋さんまで造るなど、およそ私利私欲とは無縁な人格に驚きです。すばらしい研究者って視野が広くて体験の幅も桁違い、ってことですね。

 

  受賞の内容が「顧みられない熱帯病の治療薬であるイベルメクチンの発見」で、それは伊東のゴルフ場の土から発見されたそう! 土中の微生物にはまだまだいろんなモノがいて、その可能性は計り知れない、ということも証明されたように感じます。 今後深海の土とかいったいなにが含まれているのだろう、と空想をめぐらせてしまいます。ことに日本人は小さいものの研究が得意なので、さらに期待できますね。

 

  と思っていたら翌日6日には東京大学宇宙線研究所の梶田隆章所長が物理学賞に決定、さらに日本中が沸き立ちました。今度は「素粒子・ニュートリノに質量があることを実証した」というのが受賞理由とのこと。

 

  ううむ、ニュートリノ、そしてそれを計測する「カミオカンデ」、舌を噛みそうなこの名前は数年前も話題になりました。だから岐阜県を巡ったときに「ああ、このへんだ」と思ったり、国立科学博物館で模型を見て「ふう~んこれか~?」と思ったりしたけど、さっぱり意味わからな~い。

 

  あいよっこには宇宙って広すぎて、さらに拡大しているそうで、想像が難しい。でも!ニュートリノって宇宙線に含まれる「最小の素粒子」、ってことで、なああんとここで「宇宙という最大モノから最小素粒子まで」が結びついてきたね~! なぜか興奮!

 

  結局のところ日本人は最大~最小まで得意、と「ウラとれました!」ので、さらに今後に期待できますね。受賞されたおふたりさまには謹んでお祝い申し上げます。そしてありがとうございました。

                                          

  

   さて前回の続き、「なぜ韓国の世界遺産・石窟庵はガラスで覆われているのか?」についてです。

  ウィキペディアの「石窟庵」にはその理由について「日本統治時代の1913年から1905年にかけ、日本による三度にわたる大規模な修復工事が行われた。最初の補修後に湧水が発見され、排水溝が設置された。韓国では、日本の補修でセメントを使用した結果、換気が難しくなり、石窟内に溜まった水によりセメントが溶かされて花崗岩の彫像が侵食されたり、本尊仏の下の地下水を集めて排水する機構が失われて地下水で冷やされた石に水分が凝固するなどの問題が生じた、としている」と説明しています。

 

  なぜか「・・・見物客の(呼吸の)二酸化炭素により仏像が損傷する可能性があるためにガラスが必要」??という話もあります。

 

  また「トラベルデイズ:韓国」(2013、昭文社)においては、この問題について「・・・李氏朝鮮時代を迎えると儒教が国教とされたため仏教は弾圧の対象となり、長く庵の存在が世に知られることはなかったが、その間、保存状態はかえって良好に保たれた。しかし、日本統治時代に3度の修復に失敗、仏像の配列など原型への復元が困難になった。また、湿気対策のために庵全体を密室化したため、本尊の釈迦如来座像をはじめ、多くの仏像彫刻を、今ではガラス越しに覗くしかない状況だ」と書いています。

 

  いずれにしても「日本統治時代の修復が失敗してこうなった」らしいです。

                                     

 

        写真:奥は一般河川「万水川」で手前は湧水100%の「蓼川(たでがわ)」

            水質が異なるので混じり合わず並行して流れる

 

    

        写真:「大王わさび農園」絶滅危惧種の「アオハダトンボ」別名ラッキートンボ

 

            写真:こちらはフツウの「ハグロトンボ」  たぶん・・・。

 

     

       写真:透き通った湧水で育つニジマス。くっきりとした赤い婚姻色が名前の由来。


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