あいよっこの旅ログ:::Part2:::

「女性のひとり旅は冒険の始まり!」

動物と人間はみんな家族

2009-01-22 12:59:28 | 女性のひとり旅

 

      

     写真:曇り空が一瞬輝いて日が落ち始めました。奥の「世界の熊館」は

        ホッキョクグマ・ララのベビー誕生で閉鎖中。残念っ!

 

「アニマルファミリー」は、動物たちと家族になって、えさ代などの支援を募る制度です。現在対象となっているのはホッキョクグマ「ララ」など7種7頭で、ほとんどが絶滅危惧種です。前回の写真でのんびりしていた「ライオン・リッキー」もそのひとり。

 

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シンリンオオカミ「キナコ」だけは絶滅危惧種外ですが、オオカミらしくない?優しい顔立ちと穏やかな性格で、市民から愛されています。オスのイケメン「ジェイ」君とはとっても仲良し。それはふたりがいつも同じ姿勢、似たような動作をしていることからもわかります。

 

写真上:なにかの声に反応して同じ視線のキナコとジェイ(手前の黒っぽいほう)

 

新しい「エゾシカ・オオカミ舎」は広くてゆったりしている上に、周囲の壁はすべて大きなガラスなので、見通しは抜群!またデッキなどもあり上下左右、いろいろな角度から動物たちを見ることができます。自然に近い環境つくりのためか、動物たちも生き生きと迫力があり、見ていてとっても面白いのです。

 

 

ちょうど食事中のエゾシカの周りにはカラスの大群が。お~っ、スキを見て餌を狙って舞い降りた!がっ、シカも負けてはいない。にらみをきかせて追い払ったよ。自然界ではこんな緊張感はあたりまえですね。

 

写真:珍しい「ヨウスコウワニ」の孵化に成功しました。この世界的な快挙は2度目です。

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チンパンジー舎に入った頃には閉園時間(午後4時)が迫っていましたが、ベンチにはまだ数人が座っています。最初の部屋にはたくさんのチンバンジーが集団で遊んでいますが、次の部屋にいた激しい動きの赤ちゃんに目が奪われてしまいました。 

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思わず「かわいい~」と声を出してしまうほど、前面ガラスに近づいてくるのですが、常に揺れている感じで、いっときも静止することがありません。一緒にいるもう一頭のチンパンジーとのかかわりも感じられないのです。この落ち着きのなさは赤ちゃんだから?でもちょっと変だなあ?

 

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すると後ろにいた女性が「この赤ちゃん、レディのこと知りませんか?」と話しかけてきました。「生後2ヶ月でお母さんが事故死したために、やむなく人工保育になってしまった」そうです。詳しいことがHPチンパンジー「レディ」のアルバム)に載っていました。特に今日は専属の飼育員さんがお休みなので落ち着きがないということです。

 

<o:p>写真:ガラスに近づいて舌を出す愛らしいポーズに思わず「かわい~い」。でもいっときもじっとしていないので、写真を撮るのも一苦労。</o:p>

 

彼女はほとんど毎日来て、できるだけ長くいて「お母さん代わり」となっているそうです。その日の様子や心の状態なども一目見てわかると言います。今は他の仲間に入れるように訓練をしているところですが、なんとか仲間たちと一緒に暮らせるようになって欲しいものです。<o:p></o:p>

 

 

こんな風に動物を家族同然に愛する人々が、たくさんできているのですね。来る途中で出会った「私も行っているところ」の女性も、おそらくそんなファンのひとりなのでしょう。動物たちが自分の家族のように思えるなんて、動物園がますます魅力的になってきました。

 

写真:ゼニガタアザラシ「みさきくん」はじめ、でっかいトドなどの水棲動物も元気。

 

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