昨日の学年会は、ほとんど、例の「中学生の職業体験」の話で終わっちゃったんだけど、その中でも、ちょいと気になった話題があったので書いてみますね。
今、上の子の学年には、たった一人、不登校の子がいるそうです。
160人いる中で、たった一人というのは、優秀なことなのかもしれないけど、その子の不登校の理由が、ちょっと複雑らしいのです。
その子は、3年生から子供たちのいる中学に転校してきたそうですが、引っ越しによる転校ではないそうです。
彼女は、某有名私立お嬢様学校からの転入生だそうで、その「お嬢様学校」でいろいろあって(その辺の事情は、さすがの「指導者同志」も話さなかった。個人情報だから、当たり前のことだ。)2年で中退(というのか?)して、公立学校に戻ってきたらしい。
彼女の、本来の学区は、うちの子たちが行くはずだった隣の学校らしいけど、やはり、その中学校には、彼女の小学校時代の同級生がたくさん通っているので、そこには行きたくないということで、うちの子たちが通っている中学に来たそうだ。
だが、「指導者同志」の話としては、「お嬢様学校」と「公立」のあまりのギャップに、学校に来られなくなったらしいと言うのである。
私立中学校からの転入者がいたという話は、私にとっては、初めて聞いた話だったし、そういった理由で、不登校になっている子がいるというのも、昨日初めて聞いた。
うちのクラスではなかったが、当該生徒のいるクラスの学年委員は、自身の子供が女の子であることもあったでしょうけれど、そのことに関しては認識していた。
ただ、彼女が子供に聞いた話としては、転入してきた最初の頃に
「私は、○○(お嬢様学校の名前)から来たのよ。あなたたちとは違うのよ。」
というようなことをみんなの前で言ったので、女子の反感をかなり買ったというのである。
「指導者同志」の方は、逆に、そのことを把握していなかったようで、
「そんなことがあったんですか・・・」
と、沈鬱な表情になった。
さらに、
「その子は、体育はしたくないといって、体育のある日は必ずおやすみしていたらしいんですけど、ここへきて、体育大会があるので、毎日やすむようになったらしいですよ。」
と、当該クラスの学年委員さんが話す。
そのお嬢様学校は、電車通学するような子はまだ「庶民」で、車で送り迎えされているような子も多く、言葉遣いも「ごきげんよう」というようなご挨拶をするような環境の中から、いきなり、女の子も男言葉を話す、「荒れている子供」がいるような学校に来て、ショックを受けているんじゃないかという話もあったが、小学校は、この辺の公立なんだから、無菌培養で育ったわけでもあるまいし、それだけが理由ではないと思う。
「指導者同志」の話だと、
「不登校の子は、その原因を取り除いてやれば、学校に出てこられることもあるけれど、そうでない場合も多いし、ケースバイケースです。本人と話したいけど、今は、それもままならない状況ですし、じっくり取り組んでいこうと思っています。」
とのこと。
この不景気な世の中、私立に進学したはいいけれど、授業料が払えなくなったりして、公立学校に戻るケースも結構あるという話は聞いたことがある。
お金の問題だけではなく、学校の校風にあわなかったとか、諸般の事情で、せっかく進学した学校をやめるケースも多いという。
うちの場合は、今学年は、その子だけのようだが、以前にも、そういったケースは(「不登校」じゃなくて、私立から転入するといったケース)よくあったそうだし、逆に、3年になって、私立の編入試験を受けて出ていった子もいるそうである。
「編入試験って、一般入試よりも難しいんじゃないですか?」
と、私が質問すると、
「まあ、いろいろな事情で、学校を辞める子もいるので、欠員が出る場合が多いんですよ。難関私立の編入は無理に近いですが、そこそこというか、まあ、中の下くらいの学校ならば、一般入試よりも、編入試験の方が、むしろ簡単だそうですよ。」
と、指導者同志。
中学入試は、「本人の入試」じゃなくて「親の入試」とよく言われるが、判断を誤ると、返って傷を負わせることになるんだなあ・・と感じた。
ここでも、「子供の人生は子供のもの」っていう当たり前の壁にぶち当たったが、親としては当然、自分の愛する子供のためによかれと思ってすることなんだよね。
その辺に、返って辛さを感じる。
何回も言っていることだが、適度な距離を置いて子供とつきあっていくことが肝要なのだと思うけど、その「適度な距離」というのが難しいんだよね。
これから、修学旅行もあることだし、あの学年の先生は、心を開いて接したら、絶対に救ってくれる先生方である。
不登校の彼女の動向は、これからも心に留めていきたいと思っている。
それにしても、私の「子供との距離探し」は、まだまだ当分続きそうである。
今、上の子の学年には、たった一人、不登校の子がいるそうです。
160人いる中で、たった一人というのは、優秀なことなのかもしれないけど、その子の不登校の理由が、ちょっと複雑らしいのです。
その子は、3年生から子供たちのいる中学に転校してきたそうですが、引っ越しによる転校ではないそうです。
彼女は、某有名私立お嬢様学校からの転入生だそうで、その「お嬢様学校」でいろいろあって(その辺の事情は、さすがの「指導者同志」も話さなかった。個人情報だから、当たり前のことだ。)2年で中退(というのか?)して、公立学校に戻ってきたらしい。
彼女の、本来の学区は、うちの子たちが行くはずだった隣の学校らしいけど、やはり、その中学校には、彼女の小学校時代の同級生がたくさん通っているので、そこには行きたくないということで、うちの子たちが通っている中学に来たそうだ。
だが、「指導者同志」の話としては、「お嬢様学校」と「公立」のあまりのギャップに、学校に来られなくなったらしいと言うのである。
私立中学校からの転入者がいたという話は、私にとっては、初めて聞いた話だったし、そういった理由で、不登校になっている子がいるというのも、昨日初めて聞いた。
うちのクラスではなかったが、当該生徒のいるクラスの学年委員は、自身の子供が女の子であることもあったでしょうけれど、そのことに関しては認識していた。
ただ、彼女が子供に聞いた話としては、転入してきた最初の頃に
「私は、○○(お嬢様学校の名前)から来たのよ。あなたたちとは違うのよ。」
というようなことをみんなの前で言ったので、女子の反感をかなり買ったというのである。
「指導者同志」の方は、逆に、そのことを把握していなかったようで、
「そんなことがあったんですか・・・」
と、沈鬱な表情になった。
さらに、
「その子は、体育はしたくないといって、体育のある日は必ずおやすみしていたらしいんですけど、ここへきて、体育大会があるので、毎日やすむようになったらしいですよ。」
と、当該クラスの学年委員さんが話す。
そのお嬢様学校は、電車通学するような子はまだ「庶民」で、車で送り迎えされているような子も多く、言葉遣いも「ごきげんよう」というようなご挨拶をするような環境の中から、いきなり、女の子も男言葉を話す、「荒れている子供」がいるような学校に来て、ショックを受けているんじゃないかという話もあったが、小学校は、この辺の公立なんだから、無菌培養で育ったわけでもあるまいし、それだけが理由ではないと思う。
「指導者同志」の話だと、
「不登校の子は、その原因を取り除いてやれば、学校に出てこられることもあるけれど、そうでない場合も多いし、ケースバイケースです。本人と話したいけど、今は、それもままならない状況ですし、じっくり取り組んでいこうと思っています。」
とのこと。
この不景気な世の中、私立に進学したはいいけれど、授業料が払えなくなったりして、公立学校に戻るケースも結構あるという話は聞いたことがある。
お金の問題だけではなく、学校の校風にあわなかったとか、諸般の事情で、せっかく進学した学校をやめるケースも多いという。
うちの場合は、今学年は、その子だけのようだが、以前にも、そういったケースは(「不登校」じゃなくて、私立から転入するといったケース)よくあったそうだし、逆に、3年になって、私立の編入試験を受けて出ていった子もいるそうである。
「編入試験って、一般入試よりも難しいんじゃないですか?」
と、私が質問すると、
「まあ、いろいろな事情で、学校を辞める子もいるので、欠員が出る場合が多いんですよ。難関私立の編入は無理に近いですが、そこそこというか、まあ、中の下くらいの学校ならば、一般入試よりも、編入試験の方が、むしろ簡単だそうですよ。」
と、指導者同志。
中学入試は、「本人の入試」じゃなくて「親の入試」とよく言われるが、判断を誤ると、返って傷を負わせることになるんだなあ・・と感じた。
ここでも、「子供の人生は子供のもの」っていう当たり前の壁にぶち当たったが、親としては当然、自分の愛する子供のためによかれと思ってすることなんだよね。
その辺に、返って辛さを感じる。
何回も言っていることだが、適度な距離を置いて子供とつきあっていくことが肝要なのだと思うけど、その「適度な距離」というのが難しいんだよね。

これから、修学旅行もあることだし、あの学年の先生は、心を開いて接したら、絶対に救ってくれる先生方である。
不登校の彼女の動向は、これからも心に留めていきたいと思っている。
それにしても、私の「子供との距離探し」は、まだまだ当分続きそうである。
