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ながせの旬彩善 六月

2024-06-03 12:03:46 | 日本料理・居酒屋・海鮮

季節料理ながせの過去記事

 ながせです。お客さんは7人です。前菜を食べ終わったグループと、煮物まで進んでいるグループのようなので今日は余裕です。でも、コース料理なので、念のため早食いします。


ながせの旬彩善 六月
・突出 水無月豆腐
・造里 2種盛り
・前菜 鮎塩焼き、新九十蜜煮、枝豆、鴨ロース、もろきゅう、瓢亭玉子、新じゃがポタージュ
・煮物 芋 蛸 南京 炊合せ
・揚物 鱧梅肉天
・飯物 豊栄町産白米
・味噌汁 漬物


・突出 水無月豆腐

無病息災の縁起物です。小豆は魔除けで三角豆腐は氷に似せて熱払いの意味もあるようです。ルーツは平安時代まで遡り、当時は温暖化でマラリアやシガテラ毒などの正体不明の病と対峙し、料理に意味や思いをのせ もてなす背景があったのでしょう。能や陰陽師など神秘的です。鬼舞辻無惨もこのころですね。

・造里 2種盛り

鯛、カツオ、カンパチ、広島サーモンです。厚く切りつけてあるので味がしっかり伝わります。鯛の身が甘いです。この時期でこの味はオスですね。カンパチはこれから旬を向かえるのですが、味がしっかりしています。いい味です。

・前菜 鮎塩焼き、新九十蜜煮、枝豆、鴨ロース、もろきゅう、瓢亭玉子、新じゃがポタージュ


鮎の塩焼きの美味しさは、お塩がしっかり付いているところと、そうでないところ、抜群の焼き加減と焼き過ぎのところが混在して、バランスの取れた立て塩とは違った醍醐味があります。かぶりついて食べるのが美味しいです。さつまいもの蜜煮やさっぱりとしたもろきゅう、枝豆は酒が飲みたくなって手が震えました。江戸時代は卵は高食材で、にぬきの玉子を口にすると当時はこうだったんだろうなと想いがめぐります。日本人がわかる文化歴史ですね。

・煮物 芋 蛸 南京 炊合せ

かぼちゃとオクラは食感があります。蛸は柔らかく旨味が強いです。フルーツトマトは凍らせたのか煮たのかわかりませんが、味の輪郭がはっきりして美味しいですね。 

・揚物 鱧梅肉天

大葉の衣はカリッとしています。ミネラルたっぷりのお塩をふっていただきました。ナスも美味しいです。鱧は舌触りがよく、猟師さんや鮮魚店の骨切りではありません、骨が全く感じませんので伝説の骨抜きをされたようなピッチの細かい骨切りです。非常に美味しいです。

・飯物 豊栄町産白米 漬物

今日は時間に余裕があったので味わっていただきました。ツヤのあるふっくらご飯と具たっぷりの味噌汁です。昆布の漬物が美味しくて酒が飲みたくなりました。満足です。

・ながせの旬彩善 六月  
計(税込み) 2750円

 

広島県広島市中区東白島町17−22 アーバングレース広島 1F

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