オ リ メ ガ。

萌え専用ブログ。ほぼBASARA3の石田三成に陣地占領されてます(笑)。

ガンダム00 総まとめ

2009-03-30 | アニメ全般
もう正直、私が書く必要はないんじゃないかなぁ、と思うくらい激しく同意できることを他の方が
書かれてて、書きたくないんですけど(笑)一応書きます。
前にも書いたけど、かなり前から展開のつまらなさに萎えてしまって観る気ナッシング状態で
なんとか観続けてきたワケですが、そこらへんの理由も含めて総じたいと思います。
まず、これは私のような一視聴者が思うよりも、同業他社の人達の方がよっぽどそう感じてらしたの
じゃないかと思うことですが、キャラクターの出し方に大いなるミスがありましたよね。
アニューです。
彼女はミレイナと同じく新しいトレミーのクルーとして、初めから出しておくべきでした。そうすれば
ライルとももっと早くフラグを立て(笑)、いや親しい関係になっていく様子を丁寧に追えたはず。
リヴァイヴをあとから出せば、視聴者はアニューに似てる、もしかしてアニューもイノベイター??
とか思えたわけですよ。なのに最初にイノベイターであるリヴァイヴを出してからアニューを出してる
から、視聴者は初めから彼女がイノベイターだと容易にわかってしまう。しかもライルとの関係も
あまりに性急で、くっついたと思ったらもう死んじゃうの??みたいな余韻も感動もクソもないことに
なっちゃってるのがどうにもモッタイナイ。
こんなカンジのもったいない、色々生かしきれてないキャラだらけで一体なんのための設定なのか、
伏線なのか、エピソードなのか、と問いたいことが多すぎです。
留美と紅狼もそうでした。2期のかなり初めに兄妹であるという設定を出しておきながら、その後
まったくもってスルーされ続け、結局最後の最後、二人が死ぬ回まで持ち越される始末。
ライルに関しても前に残念な件(笑)については書いたのでそこは端折りますが、キャラクターの
設定そのものに疑問を感じざるを得ません。双子の兄に対してコンプレックスを持ち、比べられるのが
イヤで逃げて、歪んでいったのはわかります。でもそれなら反面、本当は好きだった、でも素直に
なれなかった、っていう部分もあったはず。比べられるがゆえに反発した、不器用なツンデレキャラ
でも良かったように思います。
とにかくやたらとキャラクターを増やさずに、じっくりとスポットを当てるべきキャラだけにしぼったら、
こんなに薄っぺらいキャラ達であふれることは無かったのではないでしょうか。
ストーリー展開や構成にもものすごく疑問を感じます。これ、自分で観て面白いと思って書いてるのか
な、と毎回首をかしげてました。
黒田洋介さんは「トライガン」のアニメ版(TVシリーズ)があまりにも傑作だったのでチェックしてました
けど、原作があるものと無いもので激しく差が出る人なのではないかな、と思ってしまいました。
「ガングレイヴ」のアニメ版の失敗とまったく同じ匂いを感じます。
監督さんは「大江戸ロケット」もすごく面白かったし、「ハガレン」も面白いです。でもこの「00」は
残念ながら面白くないですね。誰が悪いのかはわからないですけど、とりあえず作り手として
自分が観てる側の人になって観て、面白いとはたして思えるものを作っていたのか、そこを激しく
問いたい感じです。
劇場版に続く?のか、新たな話を作るのか知りませんが、1年先までテンションを保てる人が
どれだけいるのか(笑)ヒジョーに心配です。
CBという組織が結局ずっと存在し、世界に紛争が起きれば行って介入し、そういうものに私はなりたい的な
なんだか某米国みたいな「世界の警察」的な勘違い野郎のままなのも、なんだかなぁ。
こんな二期になるなら、一期に集約してほしかった。そうしたら名作になったかもしれないのに。
最後に、炭酸夫妻が本当に結ばれてくれたことだけが唯一の救いでした、とだけ言っておきます。

(終わり良ければすべて良し、という言葉があるように、終わりが悪いとすべてがダメになるということだと
思います。自分なりに後半戦をなんとか楽しもうとアレマリをフィーチャーしてみたりと色々やってきましたが
最後の最後でどうにもフォローのしようがない状態になってしまい、とても残念です)


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