デグーのこむぎと暮らす博士学生の日常

博士課程の備忘録として、日常の出来事を気ままに記録していきます。

少し古いデータロガーと

2019-03-07 23:39:16 | 日記
昨日、実験でデータロガーを使用するためのセットアップを行なった。最新のデータロガーは他の人が使用中のため、少し古い型のものだった。研究室でその型を使用したことのある人がおらず、説明書を読みながら一から設定することになった。僕がそもそもデータロガーを使うのが始めてだったので恐ろしく時間がかかってしまった。朝8時から始めて、結局終わったのが夜の10時半くらいだった。

途中、(今も原因がわからないのだが、)それまで使用できていたチャンネルが10個ほど突然使えなくなるというアクシデントに見舞われた。スイッチボックス(チャンネルを増設する機械)を接続して他のチャンネルに接続すれば良い話なのだが、タチの悪いことにスイッチボックスの方も年季が入っていて、半分くらいの確率でランダムにチャンネルが故障していた。故障したチャンネルを引き当てるのがボディーブローのようにじわじわと精神を疲弊させてきた。そしてついには、実験室のドアに腰掛けてうなだれてしまっていた。

たまたま実験室の別の部屋にいたYさんに相談したら、快く駆けつけてくれた。本当にいつものことながら、自分が作業を抱えていながらも、躊躇することもなく時間を割いてくれるYさんの教育的な姿勢は、学ぶべきことの一つだと思っている。

とはいえ、Yさんもデータロガーを使ったことはなかったようなので、2人でああでもない、こうでもないと言いながら調整を続けた。Yさんが来てくれてから当たりのチャンネルを引く確率が高くなったように思えたのは、Yさんの助けにより幾分か精神状態が前向きになったからかもしれない。悪戦苦闘しながらも、なんとか作業を終わらせることができたのが10時半だった。

その後、学生部屋に戻りYさんと2人で飲んだビールは格別だった。