昨夜、太宰治の人間失格をkindleにダウンロードした。ラッキーなことに無料だった。実はこれもまた先輩Yさんの勧めだ。以前勧められた龍馬がゆくなどははまらなかったのだが、最近はYさんの勧める本ばかり読んでいる。その事実に対して、「俺って一度ハマるとそればかりになるところあるよな」と心の中で独り言ちた。そのすぐあと、その内なる独り言に対し、「ハマる」というのはそもそも、「そればかりになる」ということだからおかしいと気づく。
恥ずかしながら最近知ったのだが、こういう文をトートロジー(同義語反復)というらしい。そして少しばかり考えを巡らせると、身の回りにはトートロジーが意外と多い。例えば、「美味しいものを食べるのが好きです。」とか「寒いのが苦手です。」など。その人が好きなものが、美味しいのであり、不快感を覚えるほど気温が低い状態を寒いというのだから、こういう文は同じことを2回繰り返していることになる。でも、このような表現を禁じられた状態で同じ文意を伝えなさいと言われると、「食べた時に幸福感を感じるものを食べるときに感じる幸福感が人一倍強いです。」とか、「気温が低いときに感じる不快感が人一倍強いです」などと表現しなければならず、たぶん一人残らず友達を失うことになる。結局トートロジー的な表現が、矛盾をはらみながらも無難にわかりやすいことに行きつく。
恥ずかしながら最近知ったのだが、こういう文をトートロジー(同義語反復)というらしい。そして少しばかり考えを巡らせると、身の回りにはトートロジーが意外と多い。例えば、「美味しいものを食べるのが好きです。」とか「寒いのが苦手です。」など。その人が好きなものが、美味しいのであり、不快感を覚えるほど気温が低い状態を寒いというのだから、こういう文は同じことを2回繰り返していることになる。でも、このような表現を禁じられた状態で同じ文意を伝えなさいと言われると、「食べた時に幸福感を感じるものを食べるときに感じる幸福感が人一倍強いです。」とか、「気温が低いときに感じる不快感が人一倍強いです」などと表現しなければならず、たぶん一人残らず友達を失うことになる。結局トートロジー的な表現が、矛盾をはらみながらも無難にわかりやすいことに行きつく。