デグーのこむぎと暮らす博士学生の日常

博士課程の備忘録として、日常の出来事を気ままに記録していきます。

目的と手段の境目

2020-01-31 23:19:00 | 日記
今日、後輩の最終審査のスライドを見ていて、「目的と検討内容がごっちゃになっちゃうんですよねえ」と相談を受けました。

そこでちょっと考えてみて、「検討内容は、常に目的よりも具体的・細分的だと思う。あくまで相対的な関係だから、検討内容であったものが次のスライドにおいては目的の位置づけに来る。同じスライドの中で目的よりも検討内容の粒度が低いかをチェックしたら?」というようなアドバイスをしました。

家に帰って、「目的と手段」で調べたら、まさしくそれ!という内容がこちらに書いてありました。我ながら良き解答だったのではと思ってしまいました。自分の立場になると、頭では分かってても…というタイプのやつなんですけどね。


神々の山嶺

2020-01-19 20:11:00 | 日記
神々の山嶺を読了しました。

エベレスト登頂にまつわる小説です。
フィクションではありながら、エベレストに世界で最初に登ったのは誰なのかという実在の謎に迫りながら進んでいくので、リアルな感触があります。また、作者の夢枕獏さんはこの作品のために6度もエベレストまで足を運んでいたようで、細部まで非常に精緻に描きこまれてあり、読み応え抜群です。自分も昨年2回ほど登山(ハイキング)をしましたが、この本を読んだら、8000m級の登山というのは自分の知っている登山の延長線ではない異次元の行為、まさに神々の領域に足を踏み入れる行為なのだと感じるようになりました。

以下は、本文の中でかっこいいなと思った文章です。