美らライフ@沖縄

沖縄生活日記

海への想い・・・

2008-10-22 09:43:37 | Weblog
先週末、東京時代のサーフバディの番ちゃんが沖訪した時の話。

彼女は、かつて某大手広告代理店に勤め、私と同じクライアント(番ちゃんは広告、私はPR)を担当していて、サーフィン好きで息統合して仲良くなった。そして、東京での後半3年間の春から秋にかけてはほぼ毎週彼女と千葉へサーフィンへ出かけていた。

そんな彼女が、今回、友人の結婚式をかねて沖縄へやってきて、ダイビングに観光と共に遊んだのだが、ダイビングにある50代後半男性を連れてきた。この男の人は、今回結婚した新郎の叔父さんで、小学校の校長先生。秋田から甥の結婚式へ出向き、10年ぶりに昔取ったダイビングのライセンスを引っ張り出してきて、今回、沖縄の海へ潜ることに挑んだ。

前日の結婚式での飲みと、海峡が悪く船も揺れ、二日酔いと船酔いの中、10年ぶりのダイビングに緊張しながらも、彼は3本も潜った。その時の私たちにしてみれば、「叔父さん久しぶりなのに頑張るねぇ~」程度。

そして、番ちゃんが海から滞在先のホテルまでのドライブで叔父さんに、なぜ今回10年ぶりにダイビングを始めようと思ったのか、こんな海峡の悪いなか3本も頑張って潜ろうと思ったのかをそれとなく聞いてみると・・・

この叔父さんには、25歳の息子がおり、5年ほど前、脳卒中で倒れ今では右手以外は動かない状態になってしまったという。その、息子さんは当時、ダイビングインストラクターになることを夢見て、資金集めにアルバイトをし、そのバイトの帰りに倒れてしまい、今に至る。

叔父さんは、息子がいつか海へ潜れる時がやってきたら、自分が海に慣れておかないといけない。今回の旅で沖縄の海へ息子に変わって潜り、彼にそのすばらしさを伝えてあげたい。少しでも、リハビリや回復への希望を持たせてあげたいという思いでこの叔父さんは今回、10年ぶりに、そして、初めて沖縄の海へ潜った。

この話を潜った翌日、番ちゃんから聞いて、海ちゃんも私も私もとても感慨深い思いになりました。

叔父さんは、海へ連れてきてくれた番ちゃんと、久しぶりに潜る自分へ丁寧にそして安全に潜らせてくれた海ちゃんにとても感謝しており、今回、本当に潜って良かったと何度も言ってくれていたそう。

色んな想いは背景があって海は潜りにくる人たちが沢山いるんだなと改めて実感しました。いつか、この父子が海へ潜れることを僭越ながらお祈りしたいと思いました。

さて、私はこれから大分へ出張です。いってきます。湯布院温泉入れるかな^^

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