「古里ってなんだろう」
朴湘錫
お地蔵さま
あなたは俺を知っているか
思い出してほしい
五十数年も遠いむかし
朝夕
この峠を通っていた村の子供たち
小石のだんごを差し上げ
あなたにたわむれた
なかのひとりを
お地蔵さま
ふるさとってなんだろう
俺には
ふるさとを語る何もない
というのに
妙に恋しがり
妙に懐しがる
待つ人もないふるさと
お地蔵さま
きっと
私はまたやってくるだろう
「古里ってなんだろう」
朴湘錫
お地蔵さま
あなたは俺を知っているか
思い出してほしい
五十数年も遠いむかし
朝夕
この峠を通っていた村の子供たち
小石のだんごを差し上げ
あなたにたわむれた
なかのひとりを
お地蔵さま
ふるさとってなんだろう
俺には
ふるさとを語る何もない
というのに
妙に恋しがり
妙に懐しがる
待つ人もないふるさと
お地蔵さま
きっと
私はまたやってくるだろう
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