テノール Oです。
今日は I先生がお休みのため H先生が前半・後半と通しの担当です。指揮者二人体制は過重労働にならないし団員にとって音楽に対する考え方などを二人分体験できるので賢い制度です。
☆「合唱のためのエチュード」なかなかなじめない移動ドです。音符に「d,r,m,f,s,l,t,d」と記入してあるので読めますがなければ ? です。移動ドでは次のような力・感覚が養えるのがメリットで非常に魅力的な手法です。
・音程(音と音との離れ具合)の感覚
・調整の感覚(その調の中で音の役割・性格など)
・ハモる感覚
・初見の楽譜を歌う力
・より深く音楽を読み取る力
絶対音感を大人になってから身につけようとするのは非常に困難です。しかし移動ドは練習すれば後からでも身につけることができます。デメリットとして慣れて効果を実感するまで時間がかかるそうなので焦らず練習しましょう。
☆お試し楽譜3曲 なぜか曲の一部2~4ページのみの配布です。
①「寂庵の祈り」瀬戸内寂聴 詞 千原英喜 曲 ”しあわせなときには ありがとう” ”くるしいときには ちからをください” ”さびしい ときには きいてください” と素直な気持ちをそのまま詞にした曲に感動です。へ長調なので移動ドで練習をしてみようかな ? 4ページの楽譜なので後のページが楽しみです。
②「ヒスイ」寺山修司 詩 信長貴富 作曲 ”なみだを とおいそうげんに” ”ヒスイをきみの てのひらに” ヒスイは深緑の半透明な宝石の一つ。日本では青森県三内丸山遺跡・富山県の朝日貝塚・佐賀県の中原遺跡といった全国の縄文時代の遺跡からヒスイ(翡翠)を加工した勾玉や丸球などが見つかっており日本の宝石の原点とされています。楽譜が2ページのみなので動画で体験しましょう。
③「Ave verum corpus」 javier Busto 作曲 1949年11月13日スペインで生まれ幼いころに聖歌隊に所属してソプラノソロを歌っていた作曲家。バリャドリード大学で医学を学び内科医となるものの作曲を独学で習得。作品は合唱曲がほとんどだそうです。「Ave verum corpus」とはラテン語で「めでたし まことの御体(おんからだ)」という意味でキリストへの感謝と賛美が歌われています。2ページの楽譜なのでこの曲も動画で体験しましょう。現代的な感じの曲で練習が楽しみです。
「寂庵の祈り」
「ヒスイ」
「Ave verum corpus」