遅生の故玩館ブログ

中山道56番美江寺宿の古民家ミュージアム・故玩館(無料)です。徒然なる日々を、骨董、能楽、有機農業で語ります。

朱漆草花紋デミタスカップ(6客)

2021年10月20日 | 漆器・木製品

今回は、漆器のデミタスカップ、6客です。

これだけがセットになっています。

6客全部揃うと、なかなかに壮観です。

 

カップ:口径 5.4㎝、底径 3.2㎝、高 5.6㎝。重 30g。

ソーサー:径 10.7㎝、底径 6.6㎝、高 1.8㎝。重 42g。

スプーン:長 9.8㎝、幅(匙部) 1.9㎝。重 2g。

昭和初期。

この品も、木目が非常にわかり難いですが、木製です。全体に薄造りで、軽いです。

 

側面には、デザイン化された花模様があしらわれています。

ボディの曲線や底造りなど、かなり洗練されたフォルムです。

ソーサーにも、カップと同じ草花模様。

朱に黒が映えています。

和のデザインを巧みに生かしたデミタスカップ、模様やデザインなどに、アールデコの名残りを感じます。昭和初期頃の品だと思います。輸出用でしょうか。

かわいらしい小型のカップ&ソーサー、いかにも女性に受けそうです。

実はこのセット、まだ未使用です。

コロナが一服の今、間げきをぬって、一度使ってみましょうか。

口うるさい御婦人方の反応や如何に?(^.^)


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5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
遅生さんへ (Dr.K)
2021-10-20 14:45:08
落ち着きのある華やかさですね(^_^)
これぞ「japan」ですね!
スプーンまで揃っているんですか!

古伊万里のデミタスカップで、当時の貴族階級の人たちはコーヒーを飲んだのでしょうけれど、時代が代わり、現代では、ヨーロッパの上流階級の人たちは、これでコーヒーを飲んだのでしょうね。
もっとも、これは、たまたま、輸出されなかったのでしょうけれど、、、。

これに感動しないご婦人は、ヨーロッパでは上流階級に属せませんね(^_^)
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Dr.Kさんへ (遅生)
2021-10-20 17:11:08
こういう品を西洋人向けに作れる日本の技はなかなかのものだと思います。輸出物には、キンキラキンの品もあるのですが、こん回の品のような物にめぐり合うとホッとします。
ふじやまゲイシャからjapan へ脱皮ですね。
陶磁器でもそうですが、デミタスカップには趣向を凝らした物が多いように思います。
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遅生さん、こんばんわ (たか)
2021-10-20 19:08:42
こんなカップで「1カフェ・シルブプレイ!」なんて言ったら
カッコいいだろうなぁ。
一度やってみたい・・・です。
素敵でねぇ。
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 (たか)
2021-10-20 19:11:03
ですねぇがす抜けになってしまいました
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たかさんへ (遅生)
2021-10-20 21:43:44
ぜひ、やってみて下さい。
たかさんなら、ほんと絵になりますよ。
さらに、山頂で一杯ならもう言うことなし(^.^)
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