先回は、独楽盆2枚を紹介しましたが、今回は独楽椀4客です。
径 12.1㎝、高 8.8cm。昭和?
色調や艶は、先回の独楽盆と非常によく似ています。
問題は素材。
手で持った感触は悪くはありません。
しかし・・・・器体の厚さが妙に均一(^^;
手仕事では、必ず場所によって厚さに違いが出ます。轆轤で削れば、中心が厚く、端は薄くなります。
ところが、プラスチック成型では、中心も端も同じ厚さの品がほとんでです。
運よく(^^; 所々に塗りの剥げがあります。
拡大して見ると・・・
木肌というよりは、樹脂の質感です。
欠けた部分の下にも、樹脂状物が詰まっています。
残念ながら、これは、プラスチックです(^^;
せっかく・・・
こんな感じで使おうと思っていたのですが、
やむなく中止(^.^)
外見だけでは分からないですね。
でも、色調や艶は、先回の独楽盆と非常によく似ているわけですから、セットで使ってあげてはどうですか?
椀のほうはプラスチックと認識して使えばいいわけですから、、、。
友人中国土産に買ってきたお盆は、完全に樹脂の上に描かれた偽の塗り物でしたが、数年前に紫陽花がリサイクルショップで見つけたお盆は、本物なのに店員がプラスチックと判断して破格の値段をつけていました。当然買いました。
陶器もそうですが、木製の塗り物は、重さだけでは素人には見分けが難しいものもありますね。
プラスチック恐るべし、です。
というより、盆が今風のセンスをもっているのですね(^.^)
コレクター特有のこだわりからふっ切れないので、いずれ、毎日の味噌汁椀に降ろします(^^;
いつまでたっても偽物を掴んできます。
助べー根性があるかぎり、無理です。
おまけに、偽物作者の方の技術革新はメザマシイ(^^;
それにしても、奥様の慧眼には感心します。
見栄で動く男より、生活で培われた女性の方が、はるかに目が利きますね😅