先回に続いて、江戸細工(と思われる)からくり小物、2点です。
『風車ねずみ』と『三番叟』
『風車ねずみ』
小さな品です。
これは、浅草で江戸土産として売られてきた品です。
径 2.2㎝、高 3.2㎝。時代不詳。
布製の風車が上にあって、風を受けると回転し、二匹のねずみがくるくると追っかけっこをします。
てっきり、猫とネズミだと思い込んでていました。Tom&Jerry の見過ぎですね(^^;
底には、小さな三脚が付いていて、スムーズに回転する工夫がなされています。この品は、一脚が掛けているので、回転がぎこちない(^^;
なかなか可愛い品です。
『三番叟』
板 4.9x6.5㎝。高 5.4㎝。時代不詳。
この品が江戸土産かどうかはっきりしませんが、先回の『小原庄助さん』と同じような品なので、このカテゴリーにしました。
頭が、ゆらゆら動きます。
突き出た顔と曲がった腰がユーモラスです。
アップなされる内容が幅広くてびっくりしています。
収集されている量が膨大なのですね。
朝からほっこりさせて頂きました~~
風車ねずみは ゼンマイ仕掛けかと思えば風で動かすとは
作った職人の知恵と工夫を感じます。
張り子の虎のような三番叟は 動く前の姿からも
作者が何度も三番叟を見て 身体の恰好や動きを観察した作品だと感じます。
どちらも小さく かわいいですね。
私が不勉強のため 遅生さまの記事はほとんど私には解らないものが
多いですが 時々はこんな作品の紹介もお願いします 嬉しくなります。
つい、欲しくなりますよね。
『風車ねずみ』は、浅草で江戸土産として売られてきたものですか。
特に、これなど、面白いですし、江戸土産として知り合いなどに配ったら喜ばれたでしょうね(^-^*)
当時の旅は、徒歩でしたものね。
お土産品としては、小さく、軽く、面白いものは人気があったでしょうね(^-^*)
ガラクタを仕分けしつつ、少しばかり調べものをしてからブログへとなりますので、遅々として進みません。
大げさに言えば、残された時間との戦いです(^.^)
気が付いたら、口元がだるくなっていました(^.^)
今の時代、身の丈に合ったアナログの品がかえって新鮮に感じます(^.^)
『風車ねずみ』は、今でも、浅草の店で売っていると思います(確か、5K弱)。今では、作ることが出来る職人さんが数えるほどですから、そこそこの値になるのはしょうがないのでしょうね(^.^)
自然を利用して仕掛けを施す所が職人技ですね。
指の上にも持ってしまうほどの小さな置物
この様なものばかりを幾つも収集したいものです。
ふと、昔の映画「鉛筆泥棒」を思い出してしまいました。
女性に受けますね。
こういう品が、さりげなく棚に並んでいると、センスが感じられますね。
ただ、故玩館の場合は、他の品々に埋もれてしまっています(^^;