遅生の故玩館ブログ

中山道56番美江寺宿の古民家ミュージアム・故玩館(無料)です。徒然なる日々を、骨董、能楽、有機農業で語ります。

じゃがいも、マルチ&(逆さ)浅植えで大豊作

2022年06月13日 | ものぐさ有機農業

ジャガイモを収穫しました。

毎年、同じ場所でつくってきました。つまり、超連作。それでもまずまずの採れ具合でした。こまめに堆肥を入れて何とかなっていたのです。が、昨年はいつになく不作。しかも、年々、ソウカ病が酷くなってきて、もう中学生坊主のように吹き出物がいっぱいで、これまた何とかしなければと思ってました。

そこで今年は、巷で話題の浅植えマルチ栽培をしてみようと思い立ちました。草取り、土寄せ不要ですから、ものぐさ有機農業にピッタリ(^.^)

加えて、ソウカ病対策は、アルカリ性厳禁ということで、有機石灰散布は無し。自家製の米糠堆肥を入れ、肥料は発酵肥料ソイルファインを蒔きました。畝幅1m、畝間80㎝にして、マルチを3列張りました。さらに、ソウカ病対策の一環として、半分に切った種イモを、ソイルファインエキス(液肥)に5分間浸し、一日乾燥して植え付けました。

流行の植え方では、切り口を上にした逆植えが推奨されています。しかし、これが絶対かどうかはわかりません。また、植える深さもどれくらいがよいのかも不明です(巷の方法では、地表に置いていくだけの超浅植え)

そこで、種イモを植える向き(順、逆)と深さ(浅、中深)の条件を変えて、結果みることにしました。

2週間前、6月1日の様子です。

左2列がメークイン、右は男爵です。

各列の手前側半分が逆植え、残り半分が順植えです。

左列は中深植え(3㎝ほど)、中列は浅植え(切り口を上向きに置いて、軽く土を振る)、右列は深植え(10㎝ほど)です。

いずれの列も、地上部の生育は順調です。

本日、6月13日、地上部を撤去。

左と中央のマルチをめくると・・・

両畝とも、地表にジャガイモが現れています。その量は、真中の浅植えの方が多いです。

地中のジャガイモは、手で簡単に掘り出せます。

地表と地中のジャガイのを合わせた状態で、順、逆 X 浅、深 を比較してみると、4通りの方法に、収量の差はありませんでした。いずれの方法でも大量のジャガイモがとれました。ただ、収穫は、浅植えの方が楽でした。

 

モグラの穴があった所は、株がなくなっていました。

ソウカ病は残っていますが、例年と較べればきれいな顔。この程度ならまあ良しとしましょう(^.^)

これではまるでジャガイモ農家(^^;

まだ、男爵が残っています(^.^)

コメント (18)
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