遅生の故玩館ブログ

中山道56番美江寺宿の古民家ミュージアム・故玩館(無料)です。徒然なる日々を、骨董、能楽、有機農業で語ります。

秀衡塗小皿(5枚)

2021年11月15日 | 漆器・木製品

先回のちゃつによく似た大きさと絵付けの木皿がありました。

秀衡塗りの小皿、5枚です。

 

径 16.7㎝、底径 10.0㎝、高 2.3㎝。現代。

秀衡塗りは、奥州平泉で栄えた藤原氏が京文化を導入して始めたと言われる塗物です。漆と金をふんだんに用いた豪華な装飾、独特の雲(源氏雲)と金の菱紋が特徴です。

先回のちゃつと同じように、中央に草花が描かれていますが、花の種類はわかりません。

強度を増すため、輪島塗と同様、木地表面に布を巻き付けて(布着せ)から漆を塗るので、表面に木目は表れません。

 

全面、手描きの皿です。違い探しが楽しみです(^.^)

1枚目:

2枚目:

 

3枚目:

4枚目:

5枚目:

これは、超難問でした(^^;

 

1枚目ー4枚目。

 

5枚目。

それほど複雑な塗りではないとはいえ、これだけの手仕事をきっちりとこなす現代の職人さんに拍手です👏

コメント (2)
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