遅生の故玩館ブログ

中山道56番美江寺宿の古民家ミュージアム・故玩館(無料)です。徒然なる日々を、骨董、能楽、有機農業で語ります。

鍋島青磁五寸皿

2020年02月13日 | 古陶磁ー全般

鍋島青磁五寸皿です。

ブランドにつられて入手しました(^^;)

         径16.0㎝、 高 4.4cm

 

 

器形には鍋島らしさが(^^)

                              底径 8.2 cm

カメラが下手くそなのと、ブログアップ時の写真の質の低下で、かなり白っぽく見えています。

実際は、透明感のある青緑色です。雨過天青といえるでしょうか。

 

比較のために、伊万里青磁小皿を載せます。

          径 11.1㎝、高 2.5㎝ 

 

            底径  6.2㎝

大明年製の銘がある江戸後期の古伊万里青磁です。

 

両者を並べてみました。

やはり、ワンランク上のような気がするのですが・・・。

 

表面を拡大して見てみました。

ブルーの透明釉の中に多数の気泡が均等に浮かんでいます。少なくとも、今出来のまがい青磁ではなく、まじめに焼かれた品のようです。

 

正直いって、私には、この(鍋島?)青磁の時代、産地を特定できる能力はありません。

故玩(骨董)は、しょせん、ロマンの産物。そして、ロマンを成り立たせているのが、ポジティブな想像力です。

偽物は、毎日見ているうちに小さな疑問がわいてきて、それが違和感に変わり、そのうち、何とも厭な感じがしてきます。

すると、ポジティブな想像力は粉々に砕け散ってしまいます(><)

この皿がウチに来てから20年余。まだ、今のところは大丈夫です(^.^)

ネガティブな現実ばかりの世の中だからこそ、何とかポジティブな想像力をもち続け、ロマンの世界にひたっていたいものです。

コメント (13)
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