「…せいあ」
彼女に体を近づけて、声をつくって、そっとその名前を呼んでみた。なんて。あらたまったような声が笑える。
顔を上げて、目が合うと、何も言わずにキスをした。
彼女が、おれの首に腕をまわす。おれはそのまま、彼女を押し倒した。
なるほどね。
極限まで近づいて、納得した。
こいつ、やっぱ皆が言う通り。しぐさも表情も、まるで15歳とは思えないほど色っぽい。
キャミソールの細い肩ひもに手をかけると、彼女がおれの肩に軽く手を置いてきて、止めた。
「ベッド行こ」
そうだな、すぐ側だし。
おれは彼女をひょいっと抱えて、ベッドに降ろした。
するとすぐに、彼女が、おれの半ソデの上着とタンクトップとの間に、滑りこませるようにして手を入れてきた。ひんやりとした心地よい指の感触が、肌の上に広がる。
が、すぐにその手の動きが止まった。不審に思って彼女の顔を見ると、その目は、おれの体の一点を凝視して動かない。動揺しているというより、何かとてつもなく恐ろしいものを見るように、顔がこわばっている。明らかに様子がおかしい。
「どうした」
「いやぁぁぁーーーーーーーっ!!」
おれの声に被さって、彼女は、いきなり大きな悲鳴を出すと、おれを思いきり突き飛ばした。
「でっ」
テーブルで思いきり背中を打ち、派手に床に転んだ。イテー、舌噛んだ。
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彼女に体を近づけて、声をつくって、そっとその名前を呼んでみた。なんて。あらたまったような声が笑える。
顔を上げて、目が合うと、何も言わずにキスをした。
彼女が、おれの首に腕をまわす。おれはそのまま、彼女を押し倒した。
なるほどね。
極限まで近づいて、納得した。
こいつ、やっぱ皆が言う通り。しぐさも表情も、まるで15歳とは思えないほど色っぽい。
キャミソールの細い肩ひもに手をかけると、彼女がおれの肩に軽く手を置いてきて、止めた。
「ベッド行こ」
そうだな、すぐ側だし。
おれは彼女をひょいっと抱えて、ベッドに降ろした。
するとすぐに、彼女が、おれの半ソデの上着とタンクトップとの間に、滑りこませるようにして手を入れてきた。ひんやりとした心地よい指の感触が、肌の上に広がる。
が、すぐにその手の動きが止まった。不審に思って彼女の顔を見ると、その目は、おれの体の一点を凝視して動かない。動揺しているというより、何かとてつもなく恐ろしいものを見るように、顔がこわばっている。明らかに様子がおかしい。
「どうした」
「いやぁぁぁーーーーーーーっ!!」
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「でっ」
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