珍友*ダイアリー

管理人・珍友の書(描)いた詩や日記、絵や小説をご紹介☆

『僕たちなりの大人~Our Own Adult~』*あらすじ*

2006-09-29 11:03:35 | 珍友の小説(あらすじ)
 18歳の酒飲み。タバコ好き。女好き。老け顔。新陳代謝が活発すぎる不精ヒゲ。無造作に少しのびた髪。左肩には、軽い気持ちで彫った小さな十字架(クロス)の刺青(タトゥー)。おつむがめっぽう弱いかわりに、体力だけはあり余る。そんな、筋肉バカの代名詞のようなデカ男、武蔵(ムサシ)。 彼は、3年ぶりに帰ってきた故郷の「街」で、仲間たちと、昔と何ら変わりのない楽しい日々を送っていた。 そんな彼がある晩出逢ったのは、月明かりに照らされて佇む、15歳の美しい娼婦・星亜(せいあ)。 ーーー娼婦は、この街では、別に普通な仕事の1つ。おれの昔の彼女も、昔、この街で娼婦やってたし。 彼が星亜に、ナンパのつもりで声をかけたことから、2人の運命が重なりはじめた。って、ここまで言ったら大げさだけど。 ーーー顔は確かに美人だけどさぁ、そんなに皆が言うほどか?と、思った第一印象は、クール、つーより、無愛想。その上、おれ、こいつに痛い目にあわされてばっかだし。 だがやがて、星亜の壮絶な過去が、徐々に明るみになりはじめる。 彼女の左腕には、彼女自身の、呪われた記憶が秘められていた。 その全ての事実を知ったとき、彼はーーーー  立ち乗りのバス。行きつけのバー。海と漢字と駄菓子屋と。打ち上げ花火に、夏祭り。 この街のみんなでつむいだ、おれたちなりの とっておきの唄。


★読んでくださって、ありがとうございます!★
人気blogランキングへ←ランキング、参加してみました♪クリックで加点されます。よかったら、応援おねがいします☆