■仕上げ素材!
久しぶりに昔の教え子からの電話。
卒業して10年以上になるか、彼はよく電話してくる。
近況報告とちょっとした相談(建築や内装に関する事)
彼の会社はハウスメーカーの下請けで忙しく建て売りをこなしている施工業者だ。
現場監督の経験があり今では全て任せられる実力を持っているだろ~。
でも、デザインの事となると時々電話してくる。素材や色に関してである。
現場はこなせても、ハウスメーカーの住宅ではデザイン的なことを考える事はないよ~だ。
自身でもデザイン的な感覚にはさほど自信が無いのか???
しかし、今日の相談は「ホワイトウッドか桧か?」であった。
彼は、我が家の庭にデッキを作りたいらしく(ウッドデッキ)それに付随して
板塀も作りたいとの事だ。デッキ部分は大判のテラコッタ風タイルにしようかと
考えているらしい。(現場での余った材料があるからそれを使うとのことだ)
問題は板塀の素材を「ホワイトウッドか桧材にするか?」であった。
デザイン的にと考えるより、素材的な耐久性を考えた方がいい~のではと答えた。
価格的にと言っているが、桧材も節のある材ならいくらでも安い材はある。
耐久性を考えても論外の比較だと答えた。
そもそもホワイトウッドは
ホワイトウッドとは北欧で採れる欧州トウヒ、スプルスなどの白い木の総称だ、
湿気がなくシロアリが生息しない土地で育った木で虫害や腐朽菌に対する抵抗力が極端に低いはず、
日本農林規格において耐朽性が非常に低いとされていたかな…
(ちなみに、私が最近■ベットの隙間■に取り付けたのがホワイトウッドである。
構造には関係ないし、手軽に購入出来たので使用した。建築の構造材や外部に使うのとは
まったく違う話しである。
■DIYCITY■のアウトレットモールから写真をお借りした。
(注)DIYCITYの材料はお安くないですよ、十分検討して購入しましょう!
スギやヒノキの5~6倍早く腐ってしまうという実験結果も出ていたかな…
結局この木は柔らかいので加工性がよく、安く、狂いが少なく、御客からのクレームが少なくて済む
という売り手側の都合で一気に普及したはず。
木材をよく知る建築業界の人で自分の家をホワイトウッドで建てたい人など一人もいないはずだ。
現場で皆の先頭に立ってる奴が我が家の板塀に「ホワイトウッド」とはな~
ちょっとかっこ悪いで~と言ってやった ^ ^;)
■余談■
現実問題、末端の現場ではどれだけの割合でWW(ホワイトウッド)が使われているのか?
コストダウンのために、耐久性をよく知らない業界関係者は多いのでは…
設計者も施工業者もデメリットをしっかり説明するのが本来の業務だと思うのだが…
■あんしんネットワーク■というサイトで下のような記事が掲載されている。
記事では、ホワイトウッドと国産材との比較実験が確認できる。
また別もページでは国産材との価格比較もある、参考にされたし。
久しぶりに昔の教え子からの電話。
卒業して10年以上になるか、彼はよく電話してくる。
近況報告とちょっとした相談(建築や内装に関する事)
彼の会社はハウスメーカーの下請けで忙しく建て売りをこなしている施工業者だ。
現場監督の経験があり今では全て任せられる実力を持っているだろ~。
でも、デザインの事となると時々電話してくる。素材や色に関してである。
現場はこなせても、ハウスメーカーの住宅ではデザイン的なことを考える事はないよ~だ。
自身でもデザイン的な感覚にはさほど自信が無いのか???
しかし、今日の相談は「ホワイトウッドか桧か?」であった。
彼は、我が家の庭にデッキを作りたいらしく(ウッドデッキ)それに付随して
板塀も作りたいとの事だ。デッキ部分は大判のテラコッタ風タイルにしようかと
考えているらしい。(現場での余った材料があるからそれを使うとのことだ)
問題は板塀の素材を「ホワイトウッドか桧材にするか?」であった。
デザイン的にと考えるより、素材的な耐久性を考えた方がいい~のではと答えた。
価格的にと言っているが、桧材も節のある材ならいくらでも安い材はある。
耐久性を考えても論外の比較だと答えた。
そもそもホワイトウッドは
ホワイトウッドとは北欧で採れる欧州トウヒ、スプルスなどの白い木の総称だ、
湿気がなくシロアリが生息しない土地で育った木で虫害や腐朽菌に対する抵抗力が極端に低いはず、
日本農林規格において耐朽性が非常に低いとされていたかな…
(ちなみに、私が最近■ベットの隙間■に取り付けたのがホワイトウッドである。
構造には関係ないし、手軽に購入出来たので使用した。建築の構造材や外部に使うのとは
まったく違う話しである。
■DIYCITY■のアウトレットモールから写真をお借りした。
(注)DIYCITYの材料はお安くないですよ、十分検討して購入しましょう!
スギやヒノキの5~6倍早く腐ってしまうという実験結果も出ていたかな…
結局この木は柔らかいので加工性がよく、安く、狂いが少なく、御客からのクレームが少なくて済む
という売り手側の都合で一気に普及したはず。
木材をよく知る建築業界の人で自分の家をホワイトウッドで建てたい人など一人もいないはずだ。
現場で皆の先頭に立ってる奴が我が家の板塀に「ホワイトウッド」とはな~
ちょっとかっこ悪いで~と言ってやった ^ ^;)
■余談■
現実問題、末端の現場ではどれだけの割合でWW(ホワイトウッド)が使われているのか?
コストダウンのために、耐久性をよく知らない業界関係者は多いのでは…
設計者も施工業者もデメリットをしっかり説明するのが本来の業務だと思うのだが…
■あんしんネットワーク■というサイトで下のような記事が掲載されている。
記事では、ホワイトウッドと国産材との比較実験が確認できる。
また別もページでは国産材との価格比較もある、参考にされたし。
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