漆塗り教室で学んでいる本堅地呂色塗り手板の呂色磨き、最終の段階になり、工房に持ち帰ってすることにしました。
磨く面に菜種油を塗り、ティッシュペーパーで拭き取りながら磨きます。
油がほぼ拭き取れた状態で呂色磨き粉を少し付け、手のひらで磨きます。
しばらく磨くと一層深い艶に仕上がってきます。まさに漆黒の吸い込まれそうな深い艶です。
長方形の手板も磨きました。
この段階まで来ると、駿河炭での研ぎで、いかに傷が残らない研ぎが大切だったかがよくわかります。
上摺りをして乾かし、最後の磨きにかかります。
昨年5月に漆塗り教室にお世話になって約1年かかりました。と言っても漆教室は月3回ですから一年で36回。
木地固めから始まり、布着せ、地付け2回、地空研ぎ、くくり錆、錆付け2回、錆研ぎ、中塗り、中塗り研ぎ
呂色漆上塗り、呂色研ぎ、呂色仕上げ等の工程を表、裏、縁とするのですから1年かかるのは当然。
それぞれの工程の中に、岩淵先生の、目から鱗の技がちりばめられていて、本当に勉強になりました。
次は蒔絵。さらに椀や箱物の下地、塗り・・・まだまだ学びたいことが山ほど。
木工もしたいことが山ほど、もっと時間が欲しい!!
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