木工芸・漆・道具        

 木肌の美しさに惹かれ、指物の伝統技術と道具に魅せられて・・・・・ 木工芸 市川 (宇治市炭山)

展覧会

2013-09-27 22:33:31 | 作品展
展示会の案内をいろいろいただいていますので紹介します。

まずは、工芸会でお世話になっている、藤崎一正さんの「木漆工芸展」。


木工作品を中心に、漆の作品もいろいろ展示されるようですので、とても楽しみです。
木漆工芸展は10月1日まで開かれています。





続いて、漆塗りを教えていただいている、岩渕先生の「挑交会茶道具展」
24日から始まり、明日が最終日です。
昨年7月には高島屋京都店で開かれたのを拝見してとても感銘を受けました。





草津市で木工をやっている青木義雄さんと墨象の三大寺青楓さんの「墨象・木工 遊空間」展。
青木さんは今年から、「一木一優」のメンバーに加わり、11月の初めの「一木一優」の作品展にも参加されます。
墨と木がどんな空間を作り出すのか、これも楽しみです。

あすは仕事を休み、駆け足ですが3会場を回って、作品を拝見させていただく予定です。

楽しみ!楽しみ!

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大坂弘道先生講演会

2013-09-25 21:44:55 | 木工
FaceBookで谷進一郎さんの記事をシェアさせていただきましたが、去る22日、人間国宝の大坂弘道先生の講演会が開かれ、行ってきました。
全国から木工家を中心に26名の皆さんが集い、大坂先生のお話しに耳を傾けました。
参加者の自己紹介のあと、天平尺の話から始まり、いろいろな秘伝の話に。

そして、正倉院宝物の模造の「紫檀木画箱」を目の前にしてその制作にまつわるお話し。
4時間があっという間に過ぎてしまいました。
秘伝など制作技術に関するお話しもですが、先生のもの作りにかける情熱や真摯な姿勢からは本当に多くのものを学ばせて頂きました。

その後場所を変えて懇親会。
初めてお話した方も多く、いろいろなお話しを興味深くきかせていただきました。
楽しく大変有意義な一時を過ごすことができました。
お話しいただいた大坂先生、お世話をしていただいた谷さん、本当にありがとうございました。


伝統工芸展に始まり、充実した1週間が慌ただしく過ぎ、気がつけば「一木一優」作品展まであと1ヶ月余。
遅れを取り戻すべく、制作が続きます。


コーヒーカップの取っ手。糸鋸でくりぬき、豆鉋と刳り小刀で削ります。



本体へはダボを入れ、接着します。


捨て摺り。


曲げ輪の弁当箱。蘇芳で染め、木地固めをした後、隅サビをしました。

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ベンチ納品

2013-09-21 21:14:26 | 木工

一昨日~昨日と伝統工芸展および研究会で東京へ行って来ました。
本展の研究会への参加はこれが初めて。鑑審査にあたられた先生方の話からはいろいろ学ばせて頂きました。
その後の懇親会では、他支部の皆さんとの交流もでき、元サッカー選手の中田英寿氏の飛び入り?の挨拶があったりと楽しい時間を過ごす事ができました。
近畿支部の先輩方からもいろいろな話が聞け、大変勉強になった2日間でした。

そして今日は朝から京都市右京区京北までベンチの納品に行って来ました。(写真を忘れました。)
弦楽器の製造や修理をされているOさんからいろいろなお話しをうかがいました。
Oさんありがとうございました。



帰りには、何年かぶりで「カモノセログ」に寄りました。



お目当ては、この石窯で焼いたピザ。うわさ通りのおいしさでした。
社長の0さんからは、先日の台風18号の被害についてもいろいろ聞かせてもらいました。
思った以上にひどかったようです。

京北には「一木一優」でお世話になっているSさんの工房もあるのですが、あいにく旅行中。
樹輪舎京都村山木工さんの工房にちょっとおじゃまをして帰ってきました。

明日は、人間国宝の大坂弘道先生の講演会があり、朝からまた東京へ行って来ます。
「紫檀木画箱」を見ながら少人数での講演会。とても楽しみです。
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第60回 日本伝統工芸展

2013-09-17 23:11:52 | 木工

明日から第60回日本伝統工芸展が始まります。


会場、東京日本橋三越本店 本館・新館7階ギャラリー
会期、9月18日(水)~30日(月)  午前10時~午後7時

今回は第60回記念展として、物故者の受賞作品29展を展示する「受賞作品の足跡」も同時開催されます。
また、一昨年~昨年と2年に渡り行われた、木工芸の人間国宝村山明先生の文化財保存事業の報告も特別展示されます。
25日12時30分からは、村山明先生による木竹工の作品解説もあります。
是非ご高覧下さい。

なお、私の栃蘇芳染拭漆飾筥「Utah回想」も展示されます。
19日(木)午前中は会場にいる予定です。

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府道二尾木幡線開通

2013-09-16 21:13:41 | 炭山
午後4時、府道二尾木幡線が開通したという知らせを聞き、早速炭山へ行って来ました。


木が倒れ、電柱が折れた箇所。
倒れた木も折れた電柱もそのままですが、車一台が通れる道幅が確保され、ガードマンさんの指示で交互通行。



雨が止んでから7時間以上経っていますが、未だに道路には水が流れていました。



炭山の集落内の道路にも流された土砂がたまり、近所の人が片付けに追われていました。



工房裏の昨年の崖崩れ箇所。仮の工事で大きな土嚢が三段にわたって積み上げられていましたが・・・


よく見ると上二段の土嚢は一部が崩れ、水がその上を越え、滝のように流れ出していました。
おそらく一番下の土嚢のうえには水がたまってプールになっていることでしょう。

「数十年に一度の雨」と言われていますが、前回からまだ1年あまりしか経っていません。
国の本格的な復旧工事を待っていますが、いつになったら住民が安心して生活がおくれ、安心して仕事に行けるようになるのでしょうか。

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今朝の状況

2013-09-16 12:13:18 | 炭山
朝9時頃には雨もほぼ止み、様子を見に行って来ました。
炭山へいく府道二尾木幡線は通行止が続いています。
ガードマンさんの話では、電柱や木が倒れて道路をふさいでいるようです。
その上の方では土砂崩れも起こっているようです。
復旧にはしばらく時間がかかりそうです。
炭山の被害状況はまだわかりませんが、被害のないことを祈るばかりです。


これは、11時頃の外環状線のイズミヤ前、momoとの連絡橋の下の画像です。
道路が一部冠水し、車の通行ができない状態になっています。
宇治川の水位が上がり、前回水に浸かった地域もまた浸水しているようです。
やっと片付けが済み、平穏な生活にもどったばかりなのに・・・・。
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二尾木幡線通行止!

2013-09-15 23:15:06 | 炭山
今日午後10時から、府道の二尾木幡線および炭山林道籐が通行止めになってしまいました。
昨年の災害以来、48時間の総雨量が80mmを越えると通行止めされることになっていました。
現在、宇治市にも大雨警報が出され、1時間に10~20mmの雨が降り続いています。
炭山の住民の皆さんは、孤立状態に置かれています。
家に帰ることもできない人もいると思います。
この雨は明日の朝まで降り続くようで、また、あのような被害が出ないか心配です。
仕事にも行けなくなります。
早く雨が上がることを祈るばかりです。
 
詳しい情報は、宇治市のHPで。
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コーヒーカップ

2013-09-09 22:56:37 | 木工
久しぶりに木工旋盤で挽き物に取りかかりました。
作品展に展示するうつわや、注文をいただいたものをいろいろ制作します。


コーヒーカップは、昨年娘のリクエストで制作したものと同型のもの。
前回は取っ手も一体で削り出しましたが、手間が掛かるので、今回は後付けにすることにしました。



材料は欅。フェイスプレートに取り付けた状態で外側と内側を一気に削ります。
この時、内側は暗くて見にくい。ライトを置くと邪魔になる。
手探りで削ることが多かったのですが、良いことを思いつきました。



白色LEDで照明。



白色LEDを抵抗を入れて導線につなぎ、それを園芸用のアルミの太い針金に巻き付けて、適当な場所にクリップで固定。
こうすればフレキシブルに必要な場所を照らすことができます。しかも細いので作業の邪魔にはならない。
電源は、そこらにあった5VのDCアダプターを利用。



切り離して、糸底の仕上げ。



今回はソーサーも削りました。こちらは横木取りです。



外側は拭漆で仕上げ、内側は・・・・お楽しみに。


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「一木一優」打合会

2013-09-06 22:55:09 | 作品展
京都木工芸同好会「一木一優」の作品展に向けての2回目の打合会が開かれました。
今日はそれぞれが持ち寄った課題作をテーブルに並べ、DMの写真撮影。


900mm×1800mmぴったりの枠内に、寸分の隙間なくすべてがピタッと収まりました。
さすが木工家の技ですね。
内容もいろいろな工夫が凝らされ、実に楽しく、おもしろい作品になりました。



小生のこの作品。何かといいますと、実は自作のステレオアンプなのです。



回路は、知る人ぞ知る金田式のオールFET DCアンプ。
回路を制作したのは20年近く前ですが、厳選した高級パーツで組んであり、音は実証済み。



高さの無いケースに組むため、使える電源トランスが脆弱で心配しましたが、十分鳴ってくれました。
脚のスピーカーで聞いてみましたが、小さなスピーカーとは思えない情報量と、疲れない音色に、自己満足。
もう一つ、このアンプの特長は、壁に掛けてちょっとしたインテリアも兼ねられということです。
音は当日会場にてお確かめ下さい。

今年の「一木一優」木工芸・漆作品展は、11月1日(金)~4日(月・祝) 10:00~17:00
 京都市勧業館みやこめっせ、「美術工芸ギャラリー」で開催されます。


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テーブルの制作

2013-09-03 21:53:50 | 木工
「一木一優」作品展のテーマに基づく共同作品の土台となるテーブルを作りました。
安価な材料で、軽く、搬出入がし易く、丈夫で、なおかつ後ばらせる、そして見栄えもまあまあ・・・。
そんな条件を踏まえて考えた結果・・・

これしかない。コンパネとSPF材で、リブ構造。


コンパネとは木ねじ止め。後でばらすことを考え接着剤は使いません。


脚はリブの間に嵌め込みます。


天板の縁にも板を貼って化粧しました。
もちろん、外から釘などは一切見えませんぞ。


脚を嵌めて完成。この脚もSPFの板で制作。2本はあるものを兼ねています。


下からのぞくと、ちょっとかっこいい・・・(自画自賛)


この上に、会員それぞれが工夫を凝らしたピースを載せます。
小生の作成した2つを載せてみました。
18個全部を載せたとき、一つのテーブルとしてまとまるか・・・それともへんな展示台で終わるか・・・

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