木工芸・漆・道具        

 木肌の美しさに惹かれ、指物の伝統技術と道具に魅せられて・・・・・ 木工芸 市川 (宇治市炭山)

日本工芸会近畿支部木竹部会展

2014-10-31 21:58:37 | 伝統工芸展




日本工芸会近畿支部の木竹部会展が開催されます。
前回までは伝統工芸展の京都展と時期を合わせて開催されていましたが、今年は会場も代わり、11月に開催されます。
伝統工芸展に出品されるような作品から、普段使いできる作品まで、近畿支部の木竹部会員が制作した作品が多数展示即売されます。
皆様のおいでをお待ちしております。

なお、私は10日(月)の午後と11日(火)の終日、当番で会場におります。

さて、このところブログのアップができていませんでしたが、大阪展が済み、ホッとする間もなく木竹部会展の準備や制作に追われている毎日です。
木竹部会展に展示予定の「欅拭漆姫重」

砥石での研ぎ


内側の朱の中塗り。


中塗りの炭研ぎが済んだ三線の竿。


いよいよ上塗りです。


上塗りは全体を一度に塗り、立てて乾かしました。


乾いたら炭で研ぎ、クリスタル砥石の#2000、#3000をあて、


胴摺りを掛けると艶が上がってきます。


一度上摺をして、次は呂色磨きに入ります。


布張りの済んだ獅子頭には全面に地を付けました。




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奥永源寺「匠の祭」

2014-10-25 08:44:19 | 作品展
香川県で挽き物をされている古家さんから案内をいただきました。

会場は、木地師発祥の地 滋賀県東近江市蛭谷町 筒井神社周辺
会期は10月27日(月)までです。
近くに木地師の祖として仰がれる惟喬親王を祀る大皇器地祖神社などがあり、毎年惟喬親王祭が開かれています。

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「丹波のうるし」作品展

2014-10-24 09:08:02 | 


「丹波のうるし」作品展の案内をいただきました。


みやこめっせでの展示は今日から始まります。

今朝の京都新聞朝刊でこんな記事を見つけました。

記事中の工芸研究家の北川美穂さんは、2年前、文化財漆協会主催の漆の精製研修会でお世話になりました。
漆にとどまらず幅広い見識をお持ちで、いろいろなことを教えていただきました。
会期は24日から27日まで。会場は京都市岡崎のみやこメッセ2階美術工芸ギャラリーです。

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大阪展が終わりました。

2014-10-24 00:16:58 | 伝統工芸展

第61回日本伝統工芸展大阪展が終了しました。

昨日は夕方から撤収。作品を箱に梱包、次の会場への輸送の準備でもあります。


自分の作品ともこれでお別れになるのかな・・・。


24階の大阪芸大スカイキャンパスの会場は、この後展示台の解体です。


台の上に敷いた布を丁寧に外し、ビスで接続したコンパネを外しました。


予定より早く午後7時前には撤収がすべて完了。幹事長の挨拶の後解散しました。
これで2週間にわたる近畿での開催がすべて終了、慌ただしい毎日から解放され、制作に集中できます。
近畿支部の皆様、お疲れ様でした。いろいろお世話になりました。

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「一木一優」木工芸・漆展のDM写真撮影

2014-10-17 23:33:38 | 作品集
今日は、12月の「一木一優」木工芸・漆展に向けてDMに使う写真の撮影をしました。

使う写真は、共同で制作した「クリスマスツリー」


ツリーを展示台にして、作品を飾ります。


まずまずの写真が撮れました。DMは、11月にお届けします。お楽しみに!

そして、明日からは、恒例の「炭山窯元まつり」

午後からはその準備、と忙しい毎日が続きます。


当、工房も出展します。明日は晴天に恵まれそうです。秋の一日、炭山で楽しく過ごしませんか。
ご来場をお待ちしております。

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日本伝統工芸展大阪展

2014-10-16 09:29:38 | 伝統工芸展
最終日は台風の接近で閉場が1時間早まるなどのハプニングもありましたが、京都展も無事終了しました。
期間中たくさんの皆様にご来場いただました。また「自作を語る」では、私のつたない話をお聞き下さりありがとうございました。
多くの皆様に支えられて今があることを深く感じました。心よりお礼申し上げます。
懐かしい皆様にもお会いでき本当にうれしく思いました。


さて、今日から、大阪展が始まりました。


昨夜は遅くまでかかって作品を陳列

準備もすっかり整いました。
大阪展の会場は、あべのハルカス近鉄本店11階の美術画廊と、あべのハルカス24階の大阪芸大スカイキャンパスの2カ所に分かれています。
それぞれの会場へは直通のエレベーターが無く、途中で乗り換えていかねばなりません。
ちょっとわかりにくいのですが、案内の係の人がおりますのでお尋ねください。
皆様のおいでをお待ちしております。

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あべのハルカス

2014-10-10 22:55:48 | 伝統工芸展
今日は、バッグにインパクトドライバーを忍ばせ、大阪天王寺の「あべのハルカス」へ行ってきました。
あべのハルカスと言えば、地上60階建て、高さ300mで、日本で最も高い超高層ビル。
何をしに行ったかと言うと、


来週16日から始まる、日本伝統工芸展大阪展の会場の陳列台作り。
ここはあべのハルカス24階にある、大阪芸大のスカイキャンパス。11階の美術画廊と合わせて大阪展の会場になります。
展示台がないので、机の上にコンパネを敷いてつなぎ合わせ、


その上に布を敷き、手作りの展示台を、近畿支部の会員総出で作りました。


この衣桁は、染織部の依頼で、木竹部のメンバー数名でお盆休みもすべて返上し約2週間かけて作った物。
皆様から良い評価をいただき、苦労した甲斐がありました。


スカイキャンパスが広い展示スペースに変わりました。


このスカイキャンパスからは大坂の街やその向こうに大阪湾まで望める最高の眺望も楽しめます。
16日(木)~22日(水)の大阪展をどうぞお楽しみに。

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京都展が始まります。

2014-10-07 11:34:30 | 伝統工芸展
明日から第61回日本伝統工芸展の京都展が始まります。




会場準備も終わり、明日を迎えるばかりです。
多くの皆様が、日本の伝統工芸に触れていただけたらと思います。


12日(日)午前11時より、「自作を語る」で少しお話させていただきます。
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重箱木地固め

2014-10-05 20:39:37 | 


重箱の木地が完成。塗りにかかりました。


木地固めに使った刷毛は、泉清吉作の8分の乾漆刷毛。
この刷毛は、重箱の隅にも生地の導管にもしっかり生漆をすり込むに最適な腰の強さと繊細さを併せ持つ優れものです。
欅の生地にゴシゴシとすり込むにも耐える丈夫さもこの刷毛の特徴です。


外は拭き漆に、内は塗りで仕上げます。


こちらは三線の竿の炭研ぎ。駿河炭で研ぎます。


糸蔵の中を研ぐのが一番厄介な作業。
いろいろ考えこの方法を思いつきました。


生地の凹凸が残っていたため、下地が出てきた場所があり、中塗りを重ねます。

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重箱の制作

2014-10-02 21:18:49 | 木工
久々の制作記事
12月の「一木一優」展に向けて、重箱の制作です。


材は欅。仕口は隠し蟻。あまり大きな重箱ではないので、雇い核で十分な気もしますが、今回は隠し蟻にしました。
直接鋸でほぞを挽き、墨付けは省略。


のみでほぞおよびほぞ穴を掘り、留め木口台で留めを削ります。


刻みが完了。


仮組をして確認。


底板は狂いをなくすため。3枚貼り合わせて合板にしました。


側板に底板を嵌める溝をつき、仮組完了。


糊を入れて組み立て。外は拭き漆、内側は塗りで仕上げるため、耐水性のあるKRボンドを使ってみました。
ハタガネで固定し、明日までおきます。

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