木工芸・漆・道具        

 木肌の美しさに惹かれ、指物の伝統技術と道具に魅せられて・・・・・ 木工芸 市川 (宇治市炭山)

茶摘み

2023-05-06 22:23:39 | 煎茶
昨日は美風先生の主宰する瑞徳舎で行われたお茶摘みに妻と参加。
茶摘みといっても単にお茶を摘むだけでなく、釜炒り製法で一日で煎茶にまで仕上げるというもの
東京や神奈川からの参加者も含め16名が参加。


新緑につつまれ、ウグイスの鳴き声を聞きながらのお茶摘みは爽快でした。



午前中2時間ほどで、かなりの量のお茶を摘むことが出来ました。
茶葉の半分は薄日の差す外に小一時間ほどおいて萎凋をうながし、微発酵茶に。


昼食は、「うつぎ」特性のお弁当。瑞徳舎や周辺で採れた食材をふんだんに使った精進料理。
このお弁当も組みの楽しみの一つ。

午後からは、いよいよ製茶。
まずは釜で炒って発酵を止める、「殺青」。


師匠の炒り方のお手本
を見せていただいて、いざ本番!

今年は釜が2つ用意され、煎茶と微発酵茶の2組に分かれて釜炒り
底に茶葉をとどめず、釜の側面で一瞬止めて熱を加えた後茶葉をほぐして混ぜる・・
200℃を越える釜の底に指が触れるとあちちっ! なかなか師匠のようにはいきません。

殺青が終わると一旦釜から取り出し、揉捻
何回か釜炒、柔稔をくり返し



約3時間ほどで、きれいな釜炒茶に仕上がってきました。



その後、美風先生のお点前で出来上がったお茶の試飲。
瑞徳の空気の中で飲むお茶は香り高く、他では味わえない美味しさでした。

ここで造ったお茶は、秋の萬福寺文化祭のお茶席で使わせていただく予定です。

自然に囲まれ、楽しく大変有意義な春の一日でした。
美風先生、スタッフの皆さん、ありがとうございました。

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