こちらは有名なうみ電チームの鎌倉駅。いやはやその規模といい細密感といい…凄いなぁ。横須賀線ホームから江ノ電側を見ると目に付く看板、自分が東京に居た頃とは違ってるんですね。
JR側への連絡通路もあれば凄いでしょうね。それにしても膨大な数のフィギュア。この調子で江ノ島・藤沢まで続くんでしょうか。脇にはそれを予感させる製作途中のモジュールがありました。
こちらはやま電チームりょうさんのモジュール。山派の自分にはこちらの方が落ち着きます。隣にあった山がちなスタイロフォームのモジュールの今後が気になりましたが…
小さなモジュールですが必要なものを最低限に留め、しかも細部は拘った製作と、見習う点が多いです。全体に清涼感を感じる雰囲気に仕上がっているのはそのせいかもしれません。
有名な伝統あるクラブのブースです。欧州型レイアウト、はじっくり見る機会がなかったのですが、この機会にゆっくり見てみました。走る列車やシステムもさることながら…
街並みに目を奪われました。日本型が自然の景色を中心に展開されるのに対して欧州型では街並み中心でもしっくり感じます。街並みに歴史と落ち着きがあるためでしょうか。
ストラクチャーの数々はキットなんでしょうか?。細かい造りでどれも個性的です。こんなのがラインアップされているとしたら、欧米鉄道模型の底の深さが伺えます。
フィギュアも小物も実に多種多彩。画一的でない世界がそこにありました。一堂に会した中で色々な作品を見るというのは勉強になりました。それにしてもオリエンド行は端麗でこのレイアウトに良く似合いますねぇ。
Oナローは初めて見ましたが、存在感は抜群で一旦通り過ぎたものの思わず見入ってしまいました。ゲージが大きくなると車輌そのものに目を奪われます。
このシェイのロッドの動きはあまりに凄くて手許に欲しくなってきます。しばらく見ていましたが、このシェイはずっと走行していたとかで交代してしまいました。
こちらはNGJ(ナロー・ゲージ・ジャンクション)のブース。ゆったりした動きがまた長閑で…シーナリーやストラクチャーも丁寧に作り込んであり落ち着いた雰囲気です。これ以上老眼が進むとこちらの世界に転進しそうです(笑)。
けれど横にあったこのミニ作品群、可愛いです。これに魅かれる自分はやはり小さい物好きなのかもしれません。
ご一緒した卓さんのお知り合いが居られるとかで当初、立ち寄ったブース。岩倉高校…鉄道関係もあり上野で…という程度の知識 はありましたが、レイアウトに渋さに感激です。地道に…受けを狙わず…この線でレベルアップして欲しいと心底思いました。
そうしていると別ブース展示作品で最優秀受賞とのことでそちらに移動。 こちらも周りの作品とは一線を画す仕上がりでした。京急のバラスト留めに渡り板の足など、細部も手抜きなしでの製作、しかも安価な材料で…部長さんにも丁寧な説明を頂きました。
こちらは秋の風景、遠目に色合いはいい感じです。地味な作業で気が遠くなりますが、ここに稲の刈株や稲架が並び、一部に刈取り風景があれば大きく化けそうな予感がしました。顧問の先生?は、玄人には受けるんですが、学生間の投票では別作品に人気が集まるんですよと仰っていましたが、次回作に期待してしまいます。
いずれも個性的で細密感にあふれた作品、羨望のため息しか出ません。左はTMS受賞作品、彩度を落としたトーンに計算された法面の傾斜、小物の配置は見事と言うしか…。木々も2本ですがリアルで実物的ですねぇ。
個人的には、いつぞや雑誌で見かけた"びわこ号"が間近で見られたので大満足。
これもブログを拝見していつも嘆息している作品。直接全体を見るとさらに凄いです。渋い色合いの樹木に中腹を走る木橋、石積みなど随所に技と拘りを感じました。何年掛かっても足許にも及びません。
さらに個人的に興味を持った作品、武蔵野界隈をモチーフにということですが…
この一角、奥に続く道を覆う樹木と木漏れ日、背景までほとんどスペースがないのに凄い奥行きを感じさせます。
こちらも奥へ続く道路の部分ですが、いい感じです。背景の手前の小さなスペースを生かして最大限の効果を生み出す…発想の柔軟さに憧れました。
JAMで一番見たかった"信越妙高鉄道"さんの旧関山駅モジュール。ブログも丹念に見ていましたが、今回いろんな角度から堪能しました。ウテさんにも丁寧に説明頂き、感激です。駅構内とホームの様々な表情、少し大振りの待合に跨線橋と駅本屋が絶妙です。どこにもないここだけのものという存在感は抜群ですね。
駅舎の作り込みも非常に丁寧で柱に付属した雨樋がより一層細密感をアップさせていました。
こちらは別角度から。駅舎や駅前家屋の屋根の色も絶妙でこのあたりが雪深いことも一目瞭然です。情景に必然が再現されているのは細かな現地取材や調査に拠るところかと。頭が下がります。
ウテさんから駅舎の屋根を外して説明して頂き、大感謝です。内部も本当に良く再現されています。
構内隅のモーターカーと車庫。モノトーンになりがちな駅構内が引締まって感じます。モーターカーそのものも然ることながら、地面の色合いも凄く良かったです。
最後に少し上空から。製作の裏にある地道な調査歴の数々にも驚きました。ホームの表情/材質が変わる境目や架線柱の位置(予定位置に穴がありました)も実地に即しているとのこと。いつか自分もこのようなレイアウトにチャレンジしたいですね。ウテさん、当日はお忙しい中、時間を割いて頂き、本当に有難うございました。
さてJAMで印象に残った作品の一部を。まずは、知合いの"山城鉄道"さんも参加されてるチームのモジュールですが、中折れ式遮断機は、動作のスムーズさに感激しました。遮断機基部に小型モーターとワイヤーがありながら、全然目立たず違和感がありません。裏面からの操作ではなかったんですね。他にも出発信号灯、入換信号機などメカが満載…50過ぎには真似のできない世界です。
これは"山城鉄道"さんのモジュール。さすがに丁寧な作り込みです。良い位置、光で撮影出来ていないのですが、露天の列を見通せる位置からの眺めは最高、桜も自然な感じです。今後さらに発展しそうな気配も感じました。現物は色んな角度から見れるのでやっぱりいいですね。
まさに水鏡のモジュール。カラクリ含む詳しいお話は聞けませんでしたが、映り込みは本当に綺麗でした。列車走行時も撮ったのですがピントが甘くて…勿論列車も綺麗に写ります。奥の防風林の表現もシンプルながら気に入りました。
これは昨年見れなかったモジュールなので興味深々と見てきました。作り込みもさることながら発想が豊かで…見習わなくてはなりませんが、50過ぎにはちと無理かなと。もう少し性能の良いカメラでないと作品の凄さは撮影できませんね。