京都のお話のついでに、私の大好物で京都のおいしいお菓子を
一つご紹介させていただきます。
『阿闍梨餅』と書いて、「あじゃりもち」と読みます。
阿闍梨という言葉は、高僧を意味する梵語を語源とており、
日本では天台・真言の僧位を表しているそうです。
中央部が盛り上がった形は、比叡山で千日回峰修業を行なう阿闍梨が
かぶる網代笠を象ったもので、厳しい修業中に餅を食べて飢えをしのいだ
ことにちなんで考案されたとのことです。
この阿闍梨餅の特徴は、何といってももっちりとしていながら薄くて
ほんのり甘い皮とコクのある餡との絶妙の味わいだと思います。
苦くて渋いお茶にも、ほろ苦いコーヒーのどちらにも会う逸品です。
京都でも限られた百貨店でしか販売されていない貴重なお菓子です。
この阿闍梨餅をつくる満月さんは、
「一種類の餡で一種類の菓子しかつくらない」という基本方針をもって
職人気質を貫いた菓子造りをしておられます。
すさまじい修行を積んだ高僧阿闍梨は、山道を足音一つ立てずに歩くと
言います。そんな修練の極みをこの和菓子に感じつつ、いつも頂きます。
一つご紹介させていただきます。
『阿闍梨餅』と書いて、「あじゃりもち」と読みます。
阿闍梨という言葉は、高僧を意味する梵語を語源とており、
日本では天台・真言の僧位を表しているそうです。
中央部が盛り上がった形は、比叡山で千日回峰修業を行なう阿闍梨が
かぶる網代笠を象ったもので、厳しい修業中に餅を食べて飢えをしのいだ
ことにちなんで考案されたとのことです。
この阿闍梨餅の特徴は、何といってももっちりとしていながら薄くて
ほんのり甘い皮とコクのある餡との絶妙の味わいだと思います。
苦くて渋いお茶にも、ほろ苦いコーヒーのどちらにも会う逸品です。
京都でも限られた百貨店でしか販売されていない貴重なお菓子です。
この阿闍梨餅をつくる満月さんは、
「一種類の餡で一種類の菓子しかつくらない」という基本方針をもって
職人気質を貫いた菓子造りをしておられます。
すさまじい修行を積んだ高僧阿闍梨は、山道を足音一つ立てずに歩くと
言います。そんな修練の極みをこの和菓子に感じつつ、いつも頂きます。