季節の中で 暮らしの中で -Through the seasons and daily life-

現代の都会でプチ昔&田舎暮らし
-old & country style in modern urban life

薬師寺 修二会 花会式

2014-03-27 22:51:09 | 暮らし Daily life
私は特別な宗教に帰依してないと言えるけれど、特に言うなら薬師寺だと思う。ここは私にとって特別な神聖な所。薬師三尊と聖観音にはずっと支えられてきました。

毎年お知らせを貰うんだけどあまり行けていない。花会式の参籠。前に行ったのは子どもたちが小学生くらいの時、一緒に行きました。
今年は区切りの年でもあるので行ってみようと申し込んだらハガキが来たので参加できることに。

修二会はいろんなお寺でもやっている春の行事。東大寺の修二会はお水取りです。
そう言えばこの時期に同じような祝祭をするのはここだけではなくて、キリスト教でもイースターがあるし、インドの正月もこの時期です。

薬師寺の花会式は3月25日から31日まで毎日行われます。
詳しくはHPにて

5時からの説明の前に少し早めに行ったので花会式についての講話を聴く。薬師寺のお坊さんの話はためになってそして面白い。笑いを混ぜながら真髄を伝えるのがすごいといつも思います。

参籠とは仮眠を取りながら法要に参加する形式です。
説明を受けた後に夕食。美しく美味しい精進料理。

       

宿舎に帰って行水をしてから7時から9時半の初夜と半夜の法要に。
薄暗くなってきた明りに花が映える。

       

       

金堂の中は奈良時代からの歴史のある紙で作られた花がたくさん供えられていて華やか。
しんと待っていると静寂を破る大音量の鐘が鳴り響く。すぐそばで思いっきり搗くのだからかなりびりびり来ます。そして金棒を引きずるような音と木の箱の響き。お坊さんたちの下駄が特別の形式になっていてその音がします。光のすくない世界で特に音の豊かさ。

お経の本が各自に配られて、参加できるところは全員で唱えます。その音調が特徴があってすぐに覚えられる。(そして次の日になって帰ってからも頭の中で鳴っています。)
途中で明りがいっそう暗くなって法螺貝と鐘のものすごい音の中でお坊さんの勢いのあるお経が唱えられる。
これはこのお経が秘すべきものなので聴こえないようにカモフラージュする意味があるらしい。

散華の時はお坊さんによって撒かれる花びらの形の紙を拾ってもらう事が出来ます。
特に拾いに行かなかったけれど、ちゃんと私の体に当たって私の元に来た散華を一枚頂く。大切にしよう。

お経、漢字を読んで声にだして唱えると意味が伝わる。この世が良くなるようにと言う気持ちが高まる。

再び明りが消えて、今度は頭巾をかぶった僧が刀を持ってお堂の中をひた走る。その迫力。
刀を鈴に持ち替えて、また走る。邪気が切り裂かれ、清められるのを感じる。
その後、清めの水が持って来られて、少し手のひらに頂く、それを体の悪い所に付けたりして拝む。
ヒノキのような良い香りがしました。

お勤めが終わって宿舎に帰る。

       

帰ったらすぐに寝ます。次のお勤めは3時から。2時に起きるので。
結構寝れました。

そして毛布を持って3時からの法要に。これは7時からのよりは少し短くなっています。
不思議と眠さやだるさはなくて、時間もすぐに過ぎます。それでも思ったより寒さが圧倒的に来る。
今度はカイロ持って来よう。
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