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季節の中で 暮らしの中で -Through the seasons and daily life-

現代の都会でプチ昔&田舎暮らし
-old & country style in modern urban life

さんげ

2017-03-29 15:45:48 | 心と体 Mind&Body
薬師悔過法要、修二会、花会式。
詳しくはここを。

とにかく1300年毎年やっているそうです。
何回も参加しているのに、今回初めて気付いたのはこれが悔過と言う事。懺悔(さんげと読む)する行。
初めて言われた。日頃している悪行を悔いるようにと。
それってよくカトリック教会のミサで言われるやつだ。あれ、あんまり共感できないなあと思っていた。
毎回毎回「罪人です!」って言われて言って。反省ばっかするのはどうなの?って思ってた。
そして一晩中その事を考えたけど、結局あんまり反省ばっかするのもあれなので、この世の悪いことがなくなるように、良くなるように祈ってお経を唱えた。
もしかしてそのお坊さんの考え方なのかもしれない。そう持って行くの。今まで言われた事なかったから。

一日に6回、一度に2回をまとめるので3回あります。その7時からのと夜中の3時からのに出る。
お経の本を渡されるので、お坊さんのお経に合わせて大きな声で読みます。
国の安泰、五穀豊穣など祈る。
途中、散華があったり、真っ暗な中で刀を持ったお坊さんが走ったり、大きな法螺貝の音や鐘の音が鳴り響いたり。
3時からのはとても寒いし、お腹も減ってるし寝てないしで、大声で経を唱えて、世の中の平和を祈っているとなんだか不思議な興奮状態になる。
夜中に起きてまでどうして参加するのかな?と私も思うけど、やるととっても気分よくスッキリする。新しい良い人生が送れる気がする。
それで飽きもせずに参加しています。
また行きたいな。

朝、薬師寺をくるっとお参りして帰ろうっと。
今、東塔を再建しています。

       

桜と西塔。

       

花会式のある金堂。復興再建の一番初めになった建物。ここに私が子どもの頃に書いたお経も入っているはず。

        

御堂の中は写せないけど、なんとなく見えるかな?紙で作った花がたくさん飾られています。
この花の色は薬草で染められていて、昔は法要が終わると配られたって。それで持って帰ると具合が悪い時に煎じて飲んだんだって。
花と一緒に餅も備えられていて、その花より餅が欲しいと言う人が多くて、そこから「花より団子」って言葉が出たと。本当の話だと言っていた。

       

金堂の後ろには講堂があって、金堂の仏像と似てるのがあるけど、ここは弥勒菩薩なんです。あと、そこにある仏陀の十大弟子の像がとても素敵です。
それから、私の一番好きな所は横っちょにある観音堂。そこの観音様がほんとうに好き。いつもじっと座ってずっと観る。
どんなにしんどい時でも苦しい時でも、そこにいると安心します。

特別展もやっていて、刀の。観た。正宗とかあった。
じっと見たら怖くて、良く観れなかった。刀の魔力。じわじわ。

西塔の下も特別開扉。お釈迦さんの一生を銅像で現している。
去年出来たインドの友達がブッダガヤの人だけど、そこで成道したと言うのだから、なんだか近く感じた。
苦行、やったけど意味なかったわ。って開眼する仏陀が好き。
死んじゃダメだよね。自分大事にしなきゃ。乳がゆでふくふくした仏陀。
そう、食べなきゃだよ。

玄奘三蔵院は写経道場の向こう。
平山郁夫の壁画があります。
ちょうど盆栽展をやっていました。とっても美しい。

        

       

あんまり寝られなかったから、なんだかふら~っとします。ゆっくりすごそう。やっと温かく春らしい。

     

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