息子の膝の怪我がだんだん治って来ている。
これの効果が大きい。

薬局の人も「これは絆創膏ちゃいますからね!」って言ってた。違うと思う。仕組みも素材も違うので。形は似てるけど。
とにかく高い。この一番大きなのは4枚しか入ってないのに700円くらいする。それでも買うだけの価値あり。
私もこの前毛刈りで指をバリカンで切った時にこれを巻いて置いてきれいに治った。
息子の膝の擦りむきも広範囲で深かったのでどうしようかと思ったけど、次の日にこれを買って来て貼った。
これは傷口を乾かさないで浸出液を吸収してそれで傷口を包むことで治癒しやすい環境をつくるもの。
始めの数日は浸出液が多くて漏れるほどだったけど、替えるたびに傷口に皮膚が張って来てるのがわかる。毛も生えて来てる。
昔は傷は消毒したけど、今は水で洗う。子どもたちは学校でもそう教わって来たらしい。洗ってこのパッドを貼るのが今の治し方。
常識って変わるな。
今日は朝から工房へ。
ずっと考えて、準備してきた、それを実行するために。満を持して、この言葉がぴったりだ。
毛刈りした羊毛を洗って染めてほぐして梳いて。それをフェルトにする。準備に手抜かりはない。
結構大きな作品なので一日がかりで気合を入れて臨んだ。
模様になる色を作る。ハンドカーダーで混ぜて良い色が出来た。
光と色が混ざって惚れ惚れするよう。
羊毛で作った好きな色って見てるとおいしそうで食べたくなる。これも。

時間を贅沢に使って模様を丁寧に作る。模様も随分長い間考えて、下書きもいっぱいした。結局シンプルな形に落ち着く。
それでも丁寧に置いて行く。
その後は羊毛を全体に置くんだけど、とにかく大きいので机一杯を使って置いて行く。
気力体力勝負。朝からたっぷりとお弁当も作って、来る時に饅頭も買って。来たらすぐにお茶をいっぱい作って置いて、準備をした。
大きなフェルトを作るのはとても集中力がいるので、自分の調子を見ながら食べたり飲んだり力が衰えないように調節しながらしないと。
バテたらせっかくの作品がダメになってしまうので。少しの手間を惜しんだり端折ったりすることでうまく行かなくなる。
それで途中で休憩を入れながらどうにか羊毛を全体に置いた。それを擦って行く。とても大きいので時間がかかる。中腰なので腰が痛い。
自分で洗って梳いた羊毛はフェルト化しにくい。それは脂が残っているからかもしれないし、毛のダメージが少ないので引っかかりにくいのかも知れない。とにかく買った羊毛より力と時間が要る。
それでも力の入れ具合も気を付けながらしっかりとフェルト化させた。
そして夕方、今日の目標までとにかくこぎつけた。続きはまた今度。
暗くなってきたのでうちに帰る。
ふと甘い香りがしてうっとりとなる。
学校の前に9月の中ごろに咲いたと思ってた金木犀がまた咲いていた。薄闇にオレンジの花が浮かぶ。
あのころは東京に行ったりしてバタバタとしていたので今年はもう嗅げないと思ってたのに、不意の季節の贈り物。
金木犀の香りは大切な思い出がある昔へと一瞬でタイムスリップさせてくれるなあといつも思う。
特に今日は同じ場所で同じ季節に同じ空気の冷たさと光の暗さだったから尚更。
昔通った道を昔と同じ幸せな気持ちを胸に、生徒に混ざって駅まで歩く。
これの効果が大きい。

薬局の人も「これは絆創膏ちゃいますからね!」って言ってた。違うと思う。仕組みも素材も違うので。形は似てるけど。
とにかく高い。この一番大きなのは4枚しか入ってないのに700円くらいする。それでも買うだけの価値あり。
私もこの前毛刈りで指をバリカンで切った時にこれを巻いて置いてきれいに治った。
息子の膝の擦りむきも広範囲で深かったのでどうしようかと思ったけど、次の日にこれを買って来て貼った。
これは傷口を乾かさないで浸出液を吸収してそれで傷口を包むことで治癒しやすい環境をつくるもの。
始めの数日は浸出液が多くて漏れるほどだったけど、替えるたびに傷口に皮膚が張って来てるのがわかる。毛も生えて来てる。
昔は傷は消毒したけど、今は水で洗う。子どもたちは学校でもそう教わって来たらしい。洗ってこのパッドを貼るのが今の治し方。
常識って変わるな。
今日は朝から工房へ。
ずっと考えて、準備してきた、それを実行するために。満を持して、この言葉がぴったりだ。
毛刈りした羊毛を洗って染めてほぐして梳いて。それをフェルトにする。準備に手抜かりはない。
結構大きな作品なので一日がかりで気合を入れて臨んだ。
模様になる色を作る。ハンドカーダーで混ぜて良い色が出来た。
光と色が混ざって惚れ惚れするよう。
羊毛で作った好きな色って見てるとおいしそうで食べたくなる。これも。

時間を贅沢に使って模様を丁寧に作る。模様も随分長い間考えて、下書きもいっぱいした。結局シンプルな形に落ち着く。
それでも丁寧に置いて行く。
その後は羊毛を全体に置くんだけど、とにかく大きいので机一杯を使って置いて行く。
気力体力勝負。朝からたっぷりとお弁当も作って、来る時に饅頭も買って。来たらすぐにお茶をいっぱい作って置いて、準備をした。
大きなフェルトを作るのはとても集中力がいるので、自分の調子を見ながら食べたり飲んだり力が衰えないように調節しながらしないと。
バテたらせっかくの作品がダメになってしまうので。少しの手間を惜しんだり端折ったりすることでうまく行かなくなる。
それで途中で休憩を入れながらどうにか羊毛を全体に置いた。それを擦って行く。とても大きいので時間がかかる。中腰なので腰が痛い。
自分で洗って梳いた羊毛はフェルト化しにくい。それは脂が残っているからかもしれないし、毛のダメージが少ないので引っかかりにくいのかも知れない。とにかく買った羊毛より力と時間が要る。
それでも力の入れ具合も気を付けながらしっかりとフェルト化させた。
そして夕方、今日の目標までとにかくこぎつけた。続きはまた今度。
暗くなってきたのでうちに帰る。
ふと甘い香りがしてうっとりとなる。
学校の前に9月の中ごろに咲いたと思ってた金木犀がまた咲いていた。薄闇にオレンジの花が浮かぶ。
あのころは東京に行ったりしてバタバタとしていたので今年はもう嗅げないと思ってたのに、不意の季節の贈り物。
金木犀の香りは大切な思い出がある昔へと一瞬でタイムスリップさせてくれるなあといつも思う。
特に今日は同じ場所で同じ季節に同じ空気の冷たさと光の暗さだったから尚更。
昔通った道を昔と同じ幸せな気持ちを胸に、生徒に混ざって駅まで歩く。