積ん読の部屋♪

本棚に積ん読な本を読了したらばの備忘録。

まとめて文庫本を購入しました♪

2021-08-07 11:09:21 | 紙の書籍
本棚にブログタイトルどおり、積ん読がまだ残っているのに、またも文庫本を購入してしまいました~♪
前回の購入したときの記事はこちら。→「まとめて文庫本を購入しました♪」
こちらの宮部みゆき作品を読み始めたら、続きものなのに抜けている作品があることに気づきまして。今頃?苦笑。
というわけで、つづきものとアンソロジーを購入しました♪ 


こちら♪ 全部で7冊。



暑いけど、いや暑いから涼しい室内で読書を楽しみたいと思いま~す♪

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朝井まかて・宮部みゆき他『もののけ〈怪異〉時代小説傑作選』あらすじと感想

2021-08-06 16:23:42 | 紙の書籍
PHP文芸文庫 朝井まかて・宮部みゆき他『もののけ〈怪異〉時代小説傑作選』細谷正充編を読了しました。

あらすじと感想をざっくりと備忘録として書きます。
※ネタばれがありますのでご注意ください。
※文中の敬称は省略させていただきます。





【目次】
ぞっこん 朝井まかて
風来屋の猫 小松ノエル
韓藍の庭 三好昌子
椿 森山茂里
虫すだく 加門七海
蜆塚 宮部みゆき
解説 細谷正充


【あらすじ】
ぞっこん 朝井まかて
「御前」と呼ばれる使い古るされた“筆”が、ある文字書きとの半生を語る。

風来屋の猫 小松ノエル
半年前に亡くなった夫が、白猫になって妻のもとに戻ってきた真相とは…。

韓藍の庭 三好昌子
庭師室藤が請け負った仕事先には、“韓藍”が一面に「火の海」のように咲き誇っていた。そこで出会ったのは…。

椿 森山茂里
孫娘のお香に祖母が語る昔話。やんちゃなあやかし“白児”と“犬神”とのこと。

虫すだく 加門七海 
棒手振り商人の男がたまたま見つけた寺で聞いた話。僧侶のおぞましい過去とは…。

蜆塚 宮部みゆき
急死した父の口入屋を継いだ男が、歳をとらない者たちの存在に気付く。やがて…。

 
【感想】
ぞっこん 朝井まかて
落語の人情噺のような話。筆の「御前」と文字書き栄次郎との日々にほろり。。とする。

風来屋の猫 小松ノエル
怖いようで実は愛と友情の話。ちょっと目頭が熱くなる。

韓藍の庭 三好昌子
“韓藍”とは“鶏頭”のこと。「火の海」のような裏庭は、さぞや美しくも不気味な光景だったろう。
丁子屋の多紀が息子市松の命の花として植えた“韓藍”。息子を亡くした悲しみから逃れられない多紀、“韓藍”の庭に閉じ込められた市松、母に愛されず寂しかった岩松。
誰も悪くない…。ただただ哀しい…。

椿 森山茂里
日本昔話のような楽しい話。
“白児”(しろちご)はあやかし。髪を角髪(みずら)に結い、白い水干狩衣をまとった美童だ。ちょこちょこと現れては、魍魎たちと戯れる。
可愛らしく、ふふっ♡となる。

虫すだく 加門七海
気味が悪く後味の悪い話。虫嫌いには無理かもしれない…。
僧侶の話す身の上話がぞっとする。鈴虫が怖くなりそう…。

蜆塚 宮部みゆき
これも薄気味悪い話。最後の展開にぞっとする。
蜆が食べられなくなりそう…。


【余談】
宮部みゆき『蜆塚』は別の文庫で読了済みだった作品。角川文庫の『あやし』に収録されていて、そちらでも最後の載っていた。
アンソロジーはあちらこちらから集めてくるので、作者の短編集と作品が重なることもたびたびある。それはそれで、再読の機会が与えられたと思っている。
やっぱり短編集は読みやすいし、いろいろな作者の作品を一冊で読めるのでよき♪






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宮部みゆき『あやかし草紙 三島屋変調百物語伍之続』あらすじと感想

2021-07-31 09:40:49 | 紙の書籍
角川文庫 宮部みゆき『あやかし草紙 三島屋変調百物語伍之続』を読了しました。
あらすじと感想をざっくりと備忘録として書きます。
※ネタばれがありますのでご注意ください。
※文中の敬称は省略させていただきます。





【目次】
第一話 開けずの間
第二話 だんまり姫
第三話 面の家
第四話 あやかし草紙
第五話 金目の猫
文庫版あとがき


【あらすじ】
三島屋の主人伊兵衛は、傷ついた姪の心を癒やすため、語り捨ての変わり百物語を始めた。悲しみを乗り越えたおちかが迎える新たな語り手は、なじみの貸本屋「瓢箪古堂」の若旦那勘一。彼が語ったのは、読む者の寿命を教える不思議な冊子と、それに翻弄された浪人の物語だった。
勘一の話を引き金に、おちかは自身の運命を変える重大な決断を下すが…。


【感想】
第一話 開けずの間
平吉の出戻りの姉おゆうは、わが子への執着と元の嫁ぎ先への恨みが凝り固まっている。
“塩断ち”をして願をかけ、やみくもに神仏にとりすがる。そのさまが空恐ろしい…。“行き逢い神”に見初められてしまうが、その神の姿は、魚の腐ったような臭いにおいを振りまく女。人の願いを叶えるのと引き換えに、それに見合う何かを寄越せとねだる邪悪な存在だ。
「人が心に抱く、切ない願い。人は弱いから、欲をかくから、いろんなことを願う。その弱さにつけ込む行き逢い神は、喰らうものに困らない。くわばら、くわばら。」
ただただ怖くて、やりきれなくて後味が悪い話。

第二話 だんまり姫
おせいは“もんも声”という変わった声をもって生まれた。“もんも声”は亡者や獣を呼び寄せてしまう声で、うかつに使うと大変なことになる厄介な声だ。そのお陰で実家にも奉公先にも居場所がない。ようやく落ち着いたのが、花兜城の城主大黒家の姫様付きの女中だ。
加代姫は言葉を話さない。〈だんまり姫〉と家中ではひそかに呼ばれている。この姫の障りは、城主邦一の腹違いの兄、一国様が無念を抱えたま亡くなったためなのだった。やがて、一国様は花兜城から逃れ、加代姫の言葉も戻ってきた。
切なくて、哀しくて…。でも最後はほっとする話。

第三話 面の家
お種は手癖も悪いし性格も悪い小娘だ。ある屋敷に下働きとして奉公していたが逃げ出してきた。その屋敷では山のようにある面を木箱に入れ、紐をかけ、厳重に保管し続けていた。お種の本当の役目はその面が逃げださないように見張っていること。性格の悪いものだけが、面が騒ぎ出すのがわかるという。
面とは名ばかり、その本性は“魑魅(すだま)”。この世に災いをなすもの。
薄気味悪い話。

第四話 あやかし草紙
貸本屋瓢箪古堂の若旦那勘一が語る、父勘一の話。写本を頼んでいた栫井十兵衛という浪人が別口から請け負った写本は、人の寿命が記されている奇怪な本だった。
もうひとつは六人に嫁いだ老婆の話。ふがふがと歯が抜けた口から語られる話には悲壮感など微塵もなく、長閑な笑顔と動じない物腰だけが印象的だった。
おちかは同じような人を知っていると思った。それは瓢箪古堂の若旦那勘一だ。おちかはようやく、自分の足で幸せをつかむことにした。

第五話 金目の猫
三島屋の長男伊一郎は菱屋に奉公中だ。久方ぶりに実家に帰り、弟の富次郎と酒を酌み交わしながら子供のときの昔話に花を咲かせる。
梅の木の三叉にいた白い小さなほわほわしたもの。それはいつしか金目の猫になっていて、その猫は不幸なおさとの生霊だったのだ…。
お店をはったばかりで内証が苦しい三島屋夫婦は、子供たちの心情を汲んでやる心の余裕がなく、伊一郎も富次郎もそれぞれ寂しかった。言葉にならない思いを胸に抱えたまま、大人になった二人が交わす言葉は切なくひりりとする。
おちかは勘一と無事に祝言をあげ、百物語の聞き手は富次郎に引き継がれた。

相変わらず、宮部みゆきの作品は怖いな~。心の奥底をじーっと凝視し、クレバスをぐいっ!とこじ開けて晒すような文章を書く。
恐怖と理不尽はセットになって降ってくる…。


【余談】
この作品は人気の三島屋シリーズの第五弾、第一期の完結篇。今現在、読了したのは『おそろし 三島屋変調百物語事始』、『あんじゅう 三島屋変調百物語事続』、『泣き童子 三島屋変調百物語参之続』、『あやかし草紙 三島屋変調百物語伍之続』の四冊。
第四弾の『三鬼 三島屋変調百物語四之続』だけまだ読んでなかったことに、今頃気づくというね。苦笑。
購入しようとは思っているけど、まだ本棚の積ん読がな~。もう少し消化してからにしようと思っている。さて、いつになるやらやら。


【リンク】





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本を1冊購入しました♪

2021-06-27 10:43:24 | 紙の書籍
ネットの書店hontoで本を1冊購入しました。ジャンルは実用書ですかね~?
小説はまだまだ積ん読状態なんですが、それとはまた別のジャンルなので。


『天気と気象大図鑑』
雲研究者として最近、めっきりと有名になった荒木健太郎氏が監修された最新刊です。

ご本人のTwitterはこちら。→ @arakencloud
Instagramはこちら。→  arakencloud
YouTubeはこちら。 → Kentaro ARAKI



積ん読にならないうちにさくっと読みたいと思いま~す♪

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本を3冊購入しました♪

2021-05-04 15:57:35 | 紙の書籍
ネットの書店hontoで本を3冊購入しました。ジャンルは実用書ですかね~?
小説はまだまだ積ん読状態なんですが、それとはまた別のジャンルなので。苦笑。


『すごすぎる 天気の図鑑』
雲研究者として最近、めっきりと有名になった荒木健太郎氏の最新刊です。
子供から大人まで楽しんで学べるように「総ルビ」になっています。大変だったらしいです、いろいろと。
ご本人のTwitterはこちら。→ @arakencloud
Instagramはこちら。→  arakencloud
YouTubeはこちら。 → Kentaro ARAKI




『エアリーフォトの撮り方レシピ』
ふんわり~ほわほわ~な写真を撮ってみたいな~と思っていたので♪
これで撮り方レシピ本は2冊になりました。あとは実習あるのみ!




『植物と暮らす12ヵ月の楽しみ方』
「Garden Story」初の書籍ということで、コンテンツとは違うのかな~?と。




余談で~す。
カメラを昨年末に新しく購入したので、久しぶりに「写真をもっと撮りたい!」「もっと上手く撮りたい!」欲が出てきまして。撮影レシピ本を購入したり、オンラインレッスンに参加したりしています。


長年の相棒。OLYMPUS SP-800UZ デジタルカメラ。コンデジです。
これはこれでコンデジにしたら、ズームもスーパーマクロも綺麗でよかったんですけど…。如何せん一眼レフではないのでボケないんですよね~。



新しく購入したミラーレス一眼カメラ。Panasonic LUMIX DC-GF9W。
色はオレンジで可愛い♪ ミラーレスって小さいし軽いんですよね~。




※画像はショップからお借りしました。
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