まちづくりはFeel-Do Work!考えるより感じよう、みずから動き、汗をかこう!(旧“まちづくり”便利帳)

まちづくりの支援者から当事者へ。立ち位置の変化に応じて、実践で培った学びの記録。もう一人の自分へのメッセージ。

9.11に無力感を抱いてしまった人々へ

2005-09-11 23:59:00 | 心を捉えた言葉たち
4年前のこの日、NYのワールド・トレード・センタービルは、川口に住む私の家のテレビの中で、あっけなく崩壊していった。
その後の世界の動きに対し、多くの人が無力感や虚脱感を抱き、日本人が日本人であることに嫌悪感を持ってしまう人も少なくなかった。恐らくそれは、一部のアメリカ人やイギリス人にとっても同じことだろう。
こんな時代に多感な時期を過ごさなければいけない若者は、生きる意味を喪失する人も多く、そんな人に対して、山川健一氏はその著書で次のように呼びかけていた。

「自分という存在が独特の個性を持っていて、その個性を愛してくれる人がいて、だからこそ生きていく価値がある。」

4年後のこの日、日本では衆議院選挙の結果に、喜ぶ人も悲しむ人も大勢いた。
どちらの心境を抱いた人も、結局のところ『今の現状を受け止めて、自分たちの手で、あるべき姿に変えていかなければいけない』私はそう思うし、それは2001年の9月11日以降に学んできたことだ。
だからこそ、それまでの生き方を見つめ直し、会社を辞め、今こうして”まちづくり”という地域社会のミクロな問題に熱を上げている。
世界に疑問を感じるからこそ、身の回りの身近な問題に取り掛かること。それこそが社会全体を変えることにつながると、私は真剣に思っている。

――山川健一著
死ぬな、生きろ。―アイデンティティ・クライシス

小学館

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※この本は、宗教に対するアレルギー体質を卒業させ、「宗教は社会をよくするために、こんなに大事なことを語り継いできた」と実感できるキッカケの一つとなった。
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