大陸旅遊倶楽部的日記

三国志・水滸伝・史記の旅と中国茶のほかモロモロ…

2016夏中国世界遺産の旅終了~成都の耳掻きおじさん

2017年12月11日 | 中国の旅

水上からの大仏観光を終え、3路のバスで楽山駅に戻ったのは17時過ぎ。
凌雲寺の大仏観光を早めに切り上げたおかけで、昨日購入しておいた
列車(20時過ぎ)までかなりな時間がある。

楽山高鉄駅前には商業施設を作ろうとしているようだが、あまり店舗が
入っておらず閑散としていた。

中国最後の夜は成都で過ごそう、ということで、18時代の列車に
振り替えてもらった。
購入した切符よりも早い時間に空席があれば、
指定席でも無料で振り替えていただけるのは、中国鉄道のgoodな
サービスだと思う。

▼成都へ帰る列車から見た夕日 

20時過ぎ、中国の最後の夜はこれといったプランもなく、
武侯祠方面に向かう。
すると、ネオンきらめく、割と大きなフードコートを発見。

しかもそこには、耳掻きおじさんが出没していた。

中国では以前、露天で散髪、耳かき、顔の産毛処理等色々な
商売が行われていた。 

耳掻きおじさんは昔から気になってたが、勇気が出ずに
一度も掃除してもらったことはなかった。
今回は何でもトライする友人と一緒なので、食事が一段落したところで
耳掻きおじさんを呼んでみた。

21世紀にもなると、いろいろ煩いのか、耳掻きを消毒するような
そぶりを見せた。…実際消毒されているかどうかは不明。
耳をほじって、出てきた成果はその都度見せてくれる。

トライした友人を見るに何ともなさそうなので、続いてトライ(笑)。

耳掃除は特に痛くもなく、くすぐったくもなく。

三人済んだところで料金を確認したら60元だった。

一人20元。昔はいくらだったのだろう。

耳掻きおじさんは、昔は、岷江沿いの青空茶館で茶飲み客相手に
商売をしていたが、藤の椅子を並べた、あの趣のある青空茶館は
現在、小洒落たカフェになっている。

オープンテラスの小洒落たコーヒー屋では耳かきおじさんの姿を
見かけなかったので、どこへ行ったのかと、少し心配になっていた。

営業時間が昼から夜に変わったが、耳掻きおじさんは夜の巷で
健在だった。 

▼岷江沿いの小洒落たカフェ

この辺に昔は青空茶館があって、有閑老人が日がな一日お茶を
していた。